ヤバイ・・危うく死にかけた中華モバイルバッテリーｗｗ

最近ヤフーショッピングで買ったモバイルバッテリー、容量30000mAhですが、いよいよ使ってみたくなって、最近レコUPした南アルプス深南部に持って行きました。
アイフォン６Sのバッテリーも最近松本駅前のショップで新品に交換。1715mAhの性能をフルに利用でき、まあ、「中華倍率」で倍くらい容量誤魔化してても15000/1715＝8.74日分です。
余裕で南アルプス端から端まで歩いて守屋山までいくんだぞ〜とか思っていましたところ
何と最初の熊伏山からの南アルプス合流コースが「上級者」向けだったという（恥）

・原生林の茂った枝が原因で、富士山の樹海のようにGPS電波が届かない所が多数
・赤リボンが極端に少なく、ガスや霧が出ると、地形図があっても目印がない
・上空が開けたところでヤマレコアプリで現在位置を断続的に確認
・道迷いなどでもたついているうちに水が無くなってしまい、朝露を集める事態に
・一泊で抜けるはずが二泊になってしまった
・最後の池口岳でバッテリ残機ほぼゼロ
・虎の子のガラケーソフトバンクが電波通じたのでタクシー呼べた

こんな状態の中でこそ落ち居着いてモバイルバッテリーの出番だと思ったら何と二日目でバッテリーが空っぽにｗｗｗｗ
二回分の充電キャパしかない物を30000mAhと称して販売してたんですね。
おかげで南アルプス縦走は紙ペラの地図だけでは危険と判断し下山という羽目に。

流石におかしいと思い、本日中身を分解してみました。
下手すれば中古の携帯のバッテリーを入れてるんじゃないかと思ったわけです。
その昔、ノートパソコンの三菱Pedionをメモリ192MB改造してた私には死角はないのであった。

結果、驚きの6000mAhのセルがどうどうと御鎮座してました（爆笑）
まず、写真二枚目の906090はサイズを表します。例えば、円筒形セルなら1865とかです。（18ｍｍΦ×65ｍｍ）
現在、世界最高容量クラスの906090でもLipoは6200ｍAhの物しかありません。
つまり、6000というのも私のオマケ査定なのです。
恐らく 中国EVEWHER社のLipoセル、最大6000か、どう考えてもそれ以下の容量のセルでしょうね。
http://www.globalsources.com/gsol/I/Lithium-polymer-battery/p/sm/1161299585.htm#1161299585

過放電を防止するために、20％くらいは放電をさせない保護回路がついている場合、本当にアイフォン６Sだと二回分ちょっとしか充電できません。

バッテリセルは今では世界に的に規格化されていて、呼び呼称が決まっています。
解りやすいのはこちら
https://store.shopping.yahoo.co.jp/aquamix/906090.html#

まさかの５倍詐欺とは。完成品本体にもきちんと30000mAhと刻印がされています。
セル保護のための安全率を無視してセルの容量全部で表示してましたってのならまだしも、５倍も容量詐欺がバレないとでも思ったのでしょうか？

日本人はおとなしいからこういう事しても大した事にはならんだろと言う事なんでしょうね。
いくらなんでも未だに中国の製品ってのはこのレベルなのかと。生産時点で騙す気マンマンの製品なんですから、何でこんな酷い事をするのか日本人には理解が出来ませんね。

因みにショップはここです。現状は伝えましたがなーんの対処も取ってもらえません（まあ知ってるんでしょうね）
https://store.shopping.yahoo.co.jp/selectshoptoitoitoi/mb004.html
https://store.shopping.yahoo.co.jp/selectshoptoitoitoi/mb001.html

同様の製品を扱ってるヤフオクのページで危険なのでご注進申し上げた処、何と質問不可の設定にされてしまうという（笑）
https://auctions.yahoo.co.jp/jp/show/qanda?aID=m274849980
質問内容は、アイフォン３の充電回数が明記されてたので容量おかしいのでは？と
返答は、まあ要約すれば「問題はありません」
何かあってもまず対処は期待できなさそう。販売側も知ってるような記述ですね。
購入後のレビューや評価を見ると、災害時様にとか、緊急時の携帯充電用とかが動機で購入されている人がやはり多いです。昨今の異常気象、被災などで当てにしてて裏切られるという事があっては一大事のように思えます。

皆様もバッテリーだけは事前に本当かどうかの容量チェックをしましょう。私みたいな事にならないように（汗）
ヤマレコさん、ヤフオクとCM提携してますよね？思いっきりあの危険な中華バッテリーが表示されますよ？

ヤマレコさんとしてもきちんと申し入れをした方が良いと思いますね。

という事で、最後の写真は同じく20000mAhの中華バッテリー。どうせインチキセルが入ってるんでしょうが、６回充電出来たら許してあげるつもりｗｗ

8/29追記
アマゾンで同じものを扱ってるショップも英語でユーザさんから容量の詐欺を指摘されてましたので、日本語でも注意喚起のレビューを書いたんですよね。そしてアマゾンから以下の内容のメールが届きました。

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＊＊＊＊様、ありがとうございます

お客様の最新のカスタマーレビューが Amazon に掲載されました。この商品に関するご経験を掲載していただいたことで、当社並びに Amazon でショッピングする数百万人というお客様方が大変喜んでおります。
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アマゾンって自動メッセージで悪評価の時も好評価の時もこんな文書を返信するんですな（失笑）

ヤフーへは8/29に直接報告もしましたが、今の処無視ｗｗｗ
知りませんよ？こんな物平気で放置なんてｗｗ

2/27追記　　写真３のバッテリーですが、１回充電したらバッテリーセルが膨らんで危険な状態になりました。本気で危ないバッテリーです。火災にでもなったら大変。
登山や災害用の充電器としては絶対に使用がお勧めできません。
この系統の外観の物は購入をしない方が無難
本体が膨張した危険なバッテリーはこれです
「https://shopping.yahoo.co.jp/review/item/list?store_id=bikuriyamimi&page_key=hhd&rating=1&sub_index_flag=1」

コメント

narisawa110

RE: ヤバイ・・危うく死にかけた中華モバイルバッテリーｗｗ
ご質問有難うございます。
実はですね、このバッテリー、容量詐欺以外の造りは良くてですね、きちんとソーラー部分も動きましたし、若干の曇りや室内の証明でも充電のグリーンマークは点灯しました。
ただ、電圧が低いため、相当ゆっくりの充電です。
登山中は余程角度が良くないと当てになるほどのは受光は得られないと思われます。
他は、2.1A充電ジャックが無いのがないのが弱点かも知れません。携帯の充電には時間がかかりますね。
ジャックはゴムの蓋がつくので若干の防水も期待できそうです。
容量がちょっとしかないのは解ってて買うのなら、非常に軽い製品なので、１〜２泊の縦走にはかえって向いているかもしれません。