|
|
なんでわざわざ雨の日に歩かなきゃいけないんだ、という方が大部分でしょうね。
雨の日は登山道がグショグショですし、景色が見れない。
そもそも雨具を着なければならない。
靴や裾が汚れる。
ウェアの中が暑い。
顔にも雨がかかる。
雨の音で野生動物の接近が分からない。
と、まあいろいろデメリットが多いです。
特に最後に書いた野生動物(特に熊)については、雨の日の早朝は注意が必要です。雨の日のスタートは午前9時以降にしたほうがいいのかも。
でも、メリットもあります。
雨具の撥水性能について表面が水の膜でペシャッとなるとか、ああだこうだ言う方もいますが、下に染みてこなければ充分と自分は思っています。ほとんどのレインウェアの表地は撥水で防水ではないからです。防水は例えばゴアなんかの生地で賄います。
靴や裾が汚れるのは仕方ないですね。泥汚れだけなら水洗いで十分だけど、あまり汚れがひどい時は洗剤で洗いますよ。
ウェアの中の蒸れは、湿度との関係もあるので梅雨の時期は仕方ないです。湿度が高いとベンチレーションを使ってもむづかしいんですよね。着る物の調整である程度は可能ですけど。
梅雨以外の時期は、標高、気温、着るものの違いで蒸れは軽減できます。
暑かったら一枚脱いで、寒かったら一枚着ろという昔からの提言が一番なのでしょうか。
そうそう、雨の日は他の登山者がいないので自分のペースで歩けます。静かな登山ができます。
雨への対処方法が身に着きます。日帰りならどんなに濡れてもたぶんだいじょうぶという方も、宿泊の場合はそうはいかないです。着替えを持って行ければいいですが、荷物は一枚でも減らしたいでしょうから。そのために蒸れない着方ができれば一番ですし、低体温症の対策にもなります。
レインウェアの性能も分かりますし。
どうです、雨の日も歩いてみたくなりましたよね。
いや、そう上手くはいかないか。
写真は七ツ石小屋と関八州見晴台です。
雨の日登山が好きというわけじゃないですが、雨模様(あまり荒天じゃなく)を狙って登ったことはあります。
岩手の早池峰山に雫を纏ったハヤチネウスユキソウの写真を撮りたくて…
そうやって何度か登りましたが、意外に降らなかったとか、登るにつれて青空が広がり絶好の登山日和になり、ちょっとガッカリなような嬉しいようなってこともありました。
雨予報でもどうしても登りたくて八甲田に登ったら、結局降らなくてちょっと得した気分になったこともありました。
自分は雨の日が好きなんですよ。さすがに台風が接近している時や雷雨の時は撤退しますけど。
景色は仕方ないですが、水墨画みたいな場合もあるのでなかなかですよ。
人気の山も駐車場なんか満車にならないし、のんびりできますので。
そう、意外と登ってみたらそれほどの雨でない場合や途中から雨が上がって雨具が必要なかったってこともありますし、得した気分になりますね。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する