以前より見たかった亡き親父の若き日の山行記録だ。
出て来たのはお袋も初見のもの。
自分も子供の頃に、親父の古い山行の写真を数枚見た遠い記憶は残っているが、またどんな所にも行っていたかの話も生前幾らも聞いた事もないし、
親父も話を俺や家族に話をする事も無かったので、内容的に親父の違った
一面を見ることが出来て嬉しいというか驚いたというか。
見つかった記録の内容は昭和34年〜36年正月の南アルプス聖岳への3年掛りでの厳冬期挑戦の記録で、当時の写真を入れ、それにコメントを付けた簡単なものだが20代の当時の若者達の熱い思いが伝わってきた。
今の自分にはとてもまねの出来ない、またこの先も恐らく挑戦しないであろう厳冬期3000m級への冬山登山。
当時の装備で「吹雪の中を首までつかりラッセル」とかの言葉を読むと、あの親父がそこまでの事をやっていたんだと思うと、嬉しいというか、あのばあちゃんが、よくそんな山行を許していたなぁとか。色々な思いが頭の中を巡りました。
この先どれだけ後になるか分からないけど、同時期のその場所には行けないが、同じルートを辿ってみたいですね。
生前は残念ながら自分もそんなに山に興味があった訳ではないのと、親父もすっかり足を洗っていたので、今更詳しい話を聞けないのが残念ですね

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