百名山の思い出−40座目：蓼科山 2009年5月4日

女ノ神茶屋前の登山口駐車場を6時25分にスタート。はじめは緩やかな登りだったが、途中から傾斜がきつくなった。1時間ほど経つと登山路に雪が出てきたが、アイゼンが要るほどではない。最後にガレ場の急登になり、登り終えると山頂ヒュッテがあって、その先が大きな石がゴロゴロした山頂だった。8時54分到着。

快晴ではなかったものの、展望はまずまず。山頂にある方位盤を見ながらその先の山を同定した。南アルプス、中央アルプス、御嶽山、鉢盛山、乗鞍岳、穂高連峰、槍ヶ岳、立山、後立山連峰、四阿山、浅間山などなど。もちろん八ヶ岳は目の前に。浅間山と赤岳を除けばこれから登る山ばかりなので興奮した。このときほど望遠レンズが欲しいと思ったことはなかった。9時50分に下山を始め、11時59分に帰着した。

2年後の2011年4月、蓼科山に再登頂した。初回よりもいくらか雪が多かった。展望もよく360度の眺望をまた楽しむことができた。山頂で美ヶ原から縦走してきたというソロ男性に会った。これから八ヶ岳を縦走すると言って足早に大河原峠へ降りて行った。山頂から八ヶ岳方面を眺めるとたしかに稜線がつながっている。いつかは蓼科山と八ヶ岳をつないで歩きたいと思った瞬間だった。2017年2月に2泊3日で赤岳から北横岳を縦走した。もう1日あれば蓼科山まで歩けたのだが、仕事の都合がつかず断念した。いつかは美ヶ原〜霧ヶ峰〜蓼科山〜北八ヶ岳〜南八ヶ岳を縦走したいものだ。

写真左：蓼科山山頂
写真中：西天狗岳から
写真右：蓼科山上空から