翌朝、F君が迎えに来てくれて二合目登山口に移動し、9時53分に登山開始。初めは樹林帯の中を登る。登山路は雨で浸食されて深い溝になっている。高度を上げると視界が開け、海が見える。だんだん険しい登りになり、ハシゴ、ロープも出てくる。らせん状に登り、九合目付近からは枕崎方面の海岸線がきれいに見えた。最後の藪を抜けて11時28分山頂到着。
山頂からは海岸線やイッシーの池田湖もきれいに見えた。桜島は霞んで見えなかった。記念写真を撮り、昼食を済ませて12時20分下山開始。13時29分に到着した。
下山後、近くで元祖そうめん流しを食べた。一般的なそうめん流しは、半割にした長い竹筒にそうめんを流し、竹筒沿いに並んだ客がすくって食べるものだが、ここの元祖は回転式。運動をした後だったのでそうめんが旨かった。今では家庭でも使える回転式のそうめん流し器が売られているが、ここが元祖とのこと。特許でも出しているらしい。F君とはその後もメール、年賀状で交友があったのだが、数年後病に倒れ、長い闘病生活の後、亡くなった。初開聞岳はF君との最初で最後の登山になってしまった。
その後、2010年5月に同僚Yさんと九州の日本百名山巡りの途中で再登頂した。開聞岳へはこの2回しか登っていないが、指宿や枕崎に観光で来た折り、秀麗な薩摩富士を遠くから眺めることがあった。機会があれば菜の花の季節に写真撮りに来てもいいかな、と思っている。
写真左:開聞岳山頂でF君(左)と
写真中:山頂から海岸線の眺め
写真右:流しそうめんを楽しむF君
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する