百名山の思い出−83座目：蔵王 2010年5月23日

前日に鳥海山、この日午前中に月山に登った後、蔵王登山口に向かう。蔵王エコーラインを登り、終点の広大な駐車場に停めた。13時16分にスタートし、まず最高峰の熊野岳に向かった。御釜のエメラルドグリーンのきれいな湖面を見ながら馬の背を歩く。分岐から左に登っていくと広い山頂台地に出た。やがて熊野神社、避難小屋の先の熊野岳の標識に13時52分到着。斉藤茂吉の記念碑を見たり小休憩した後、14時2分に出て来た道を戻り、刈田岳まで足を延ばし、14時48分に駐車場に戻った。山頂からの展望はまずまずで、遠くに飯豊連峰や朝日連峰が見えた。

2016年5月に師匠と摩耶山、月山に登頂した後、蔵王を再訪した。このときも展望は良く、御釜もきれいだったが風が強く、山頂の神社の石垣の中でしばし待機するほどだった。2017年2月にはネット掲示板で知り合った山友4人と一緒にモンスターを観に一泊で蔵王を訪れた。ものすごい強風で、かろうじて山頂駅までロープウェイで上がったものの外には出られず、駅構内のガラス窓越しにモンスターを眺めただけだった。このときの山友の一人、Mさんは2017年7月、スイスアルプスのメンヒで滑落して帰らぬ人となってしまったので、Mさんとの山行はこの蔵王が最後となってしまった。蔵王は2回とも車で上がるお手軽登山だったので、出来ればいつか紅葉の季節に麓から登ってみたいと思っている。

写真左：熊野岳山頂
写真中：刈田岳山頂
写真右：御釜