百名山の思い出−82座目：月山 2010年5月23日

前日、鳥海山登頂後南下し、月山花笠道路で月山に向かった。あさひ月山湖手前の道の駅月山で車中泊し、翌朝早く登山口の姥沢に着いた。スキー客用の駐車場に停め準備した後、5時38分に出発した。駐車場はまだガラガラだった。姥沢小屋横の登山口から登るが、夏道は消えているのでスキーゲレンデを歩いた。まだリフトは動いていない。月山リフト上駅を過ぎ、牛首を越えて急登を登ると鍛冶稲荷神社の祠があった。そこからは雪のない石畳の緩い登りになり、頂上小屋が見えた。月山神社の鳥居をくぐり、8時19分神社奥の最高点に着いた。

山頂から北には弥陀ヶ原への登山路が続いており、その奥に鳥海山が見えた。東には蔵王、南には朝日連峰がよく見えて、しばし絶景に見惚れていた。8時47分下山開始。下りは牛首から金姥、姥ヶ岳を通り、リフト上駅に降りた。正面に朝日連峰や蔵王を見ながらの下りは爽快だった。登りの時と違い、スキー客が大勢いるのでゲレンデの端を歩いて姥沢小屋に下り、10時28分にスキー客で満杯になっていた駐車場に戻った。早めの昼食を済ませ、次の蔵王に向けて姥沢を後にした。

2016年5月に師匠と月山を再訪した。一回目と時期は同じだったが、ゲレンデも山頂付近も雪は格段に少なかったのでスキーはゲレンデの一部しか使えてなかった。展望は前回より素晴らしく、遠くまでくっきり見えて絶景を満喫できた。鳥海山と同じく、いつか紅葉の季節に再訪したいと思っている。その時は紅葉がきれいだという弥陀ヶ原の八合目登山口から登りたいものだ。

写真左：牛首付近
写真中：月山山頂
写真右：月山山頂から鳥海山