百名山の思い出−91座目：聖岳 2010年7月9日

Yさんとの南アルプス遠征三日目。百間洞山の家を5時20分に出発。百間洞降下点まで急登をひたすら登った。初めは低い雲で薄曇りだったが、なんとか中盛丸山、小兎岳、兎岳を越えていく。途中で小雨が降り出したので雨具を着た。兎岳からいったん下った後、急坂を登り返し、9時53分に前聖岳到着。雨で展望なくガッカリ。奥聖岳には行かなかった。

10時3分出発し、小聖岳を経由して聖平小屋まで急降下。これを登りで歩くのは大変そうだ。聖平小屋は受付けでフルーツポンチを振舞ってくれるのだが、この時は知らなかったので外で休憩した。残念。その後、南岳へ登り返す。雨に濡れたきれいな花々を眺めながら茶臼小屋へ下る。雨も降っていたし、疲れてもいたので上河内岳には登らなかった。14時36分ようやく茶臼小屋に着いた。雨にもかかわらず10張りほどのテントがあった。明日は南アルプス最後の光岳に登る予定だ。

2015年8月日本横断の折り、百間洞山の家から同じルートで歩き、聖平小屋でテン泊。フルーツポンチを何杯もいただいた。翌日茶臼小屋を経由して畑薙ダムまで一気に下った。このときは百高山の大沢岳、奥聖岳、二百名山の上河内岳にも登った。上河内岳に登る前はガスって展望はなかった。上河内岳の山頂に着く前にガスがサーっと晴れて360度の大展望が得られた。下山し始めると待っていたかのようにまたガスが出てきて頂上は見えなくなってしまった。本気で神様のご褒美だと思った。南アルプス南部の稜線は二度しか歩いていないが、歩き甲斐のある素晴らしいルートだということは間違いない。いつかまた歩けたら良いが、、、、

写真左：聖岳
写真中：奥聖岳(2015年)
写真右：上河内岳(2015年)