自粛中の聴きなおし：ATLANTA RHYTHM SECTION(ARS)

ATLANTA RHYTHM SECTION(ARS)は、名前の通り米ジョージア州アトランタの腕利きスタジオミュージシャンが集まって作ったサザンロックのベテラングループ。あまりハードでなく、聴きやすくノリの良い演奏スタイルが好きになり、’70〜80年代にFMエアチェックで盛んに聴いていました。当時でも輸入盤CDは発売されていたのでしょうが、住んでいたのが田舎だったのでお目にかかれずにいました。

’90年代になり、出張で来日した米国支社の同僚にARSのファンだと話したら、次の来日時に出たばかりのベスト盤をプレゼントしてくれました。いや〜嬉しかったですね。大音量で飽きるほど聴いた記憶があります。

‘90年代後半の米国駐在時代のある日、住んでいたニューヨーク州の片田舎にARSが来ることになって大興奮。メジャーなバンドではないのでドサ廻りで田舎をツアーしていたようでした。広い草っ原に仮設ステージがあるだけで、椅子など当然なし。初めこそ寝っ転がって聴いていましたが、そのうち全員総立ち。ボリューム十分の本物の演奏を体で感じた夢のような時間でした。そう言えば、シカゴとドゥービーブラザーズのジョイントライブも別な町の草原でした。

CDはアメリカで4枚買ったので、プレゼントされたものを含めて5枚持っていて、ドライブ、ウォーキングや登山の折りに聴いています。今回、自粛中の暇つぶしにじっくり聴きなおしてみましたが、いつまでも聴き飽きない永遠の相棒です。

写真左：プレゼントされたベスト盤(1991年)
写真中：持っている中で一番古い盤(1978年)
写真右：一番新しい盤(1999年)