ようやく借りた本を読み終えた。
このシリーズは学ぶことは多い。
こうした生々しい経験を読むと、毎回身が引き締まる思いだ。
●ドキュメント 道迷い遭難 (ヤマケイ文庫)羽根田 治 (著)
http://is.gd/DdbQCE
「”〜だろう”という憶測で進んでいくと、”〜だろう”じゃなくなったときに、もうどうしようもなくなっている」
→あれ?と思ったら戻ろう!そして地図とコンパスで確認!
思いつきで現地で予定を変えると、下調べも不十分なままという危険があるし、万が一の時捜索をするのが困難になる。
→計画書通りに行動しよう!エスケープルートも前もってチェックを。
思わぬ窮地に陥ったときに、極端なパニックになっていなかっとしても、自分では冷静だとおもってした判断でも、それが実はきちんと冷静な判断を下せていないことも多い。
→動かないで体力温存、沢は下りないの鉄則を忘れないように。
●ドキュメント 気象遭難 (ヤマケイ文庫) 羽根田 治 (著)
http://is.gd/5rosZ1
雪崩、突風、強風、落雷、突然の気象悪化、台風、低体温症、凍死、さまざまなリスクがある。一番恐れるべきは気象である。
→よく天気図を読んでいく、予報をよく調べる、雨具の手入れ、装備をきちんとする。
〜2002年のトムラウシ遭難
北海道の山で、シーズン最後の雪が6月下旬で、シーズン最初の雪がなんと8月だそうだ。北海道の山の気象は本州の山の常識では推し量れないことを知った。
〜1989年立山遭難
10月とGWは、もっとも装備に注意をしなくてはならない時期だが、「装備云々よりも、引き返す決断力があったかどうかに尽きる。」
天気が悪化するなかで、しかも装備不十分ならなおさら、いかに早く「引き返す決断」ができるかどうかである。
〜トップレベルの目をさえ欺くのが冬の剱である。
装備も技術も体力もある者たちでさえ、気象条件ひとつで、遭難に陥ってしまう山もあるのだと知った。
悪天候下の山には必ず超えてはならない一線がある。天気が多少悪くても『これぐらいの天気なら』と判断して行動をつづけていると、必ずどこかでその一線を越えてしまうことがる。絶対に越えないことだ。他の人がつっこんでいったとしても、一線を越える前に引き返すべきだ。と羽根田さんはまとめている。
天気でもやはり、いけるだろう〜やむだろう〜と”だろう判断”をすることが危険であり、しっかり予報天気図を読み、観天望気をしっかり判断して、早目早目の対処をしていくことが大切なのだと学んだ。
地図読みの勉強がひと段落したら、次は天気図の読み方の勉強だなぁ〜
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