昨日、新潟県の「かぐらスキー場」近くでのバックカントリースキーの遭難(男性2人)が無事に救助されたとのニュースが流れていました(道迷いが主原因との事)
スキーと言っても登山届を提出していたり、雪洞を掘ったり、動かないで体力消耗を防いだり、非常食を多く持っていたり、衣類を全て着込んだりと冬山登山並みの装備をしていて命が助かった様です。
冬山は道迷い⇒体力消耗、低体温症等々多々ありますが最大の遭難要因は「気象遭難」ではないでしょうか。今回二人と言う事で、お互いに励ましあって助かる糧になったのではと思いました。
河北新報(月曜の地方紙・朝刊)
過去10年の宮城県県内の統計では「山岳遭難死者数 過去最多」「単独入山増 発見遅れも」
県内では昨年一年で28件の遭難(30人)、8名の負傷、8名の死者を出しており過去10年では最多の遭難件数と言う有難くない記録更新です(県警まとめ)
耳の痛いお話ですが単独登山者による遭難件数が多く、事故時に発見、救助の遅れが一因ではないかと言われています。
8人死亡中、6名が単独登山者との事です。。
遭難者の内、7名は登山届を提出、死者8名中1名しか登山届を提出していなかったとの事。 ※「登山届」は命の保険では。
死者が増えた原因には登山ブームで一人で山を楽しむ人が増えたのが一因とみられています。
複数での登山であれば、当たり前ですが滑落時などには早期連絡,早期救助で助かる確率が高くなります。
単独者の場合は、発見されるまで時間を要することが多く救助が後手後手になります。
宮城県警では、「登山は複数で行動、登山届の提出、家族への事前連絡、万が一の為の装備、非常食の準備」などを呼びかけています。
※その他に、ここヘリ、通信手段、GPSの携行と山岳保険加入も最近重要視
されてきていますね。
まず山登りは、競争ではないのです、己の技量を知り、無理無く楽しむ 事に徹して、誰もが悲しむ事なく山を楽しんで頂けたらと痛切に願いま す。それが山仲間も楽しませてくれるような気がします。<m(__)m>
過去10年の遭難発生状況は 遭難件数(死者数) ※負傷者含まれず
2009年 17(5)
2010年 19(2)
2011年 16(0)
2012年 19(2)
2013年 20(3)
2014年 22(2)
2015年 17(1)
2016年 20(2)
2017年 19(2)
2018年 28(8)
※負傷者数含まれず。
宮城県は山岳県ではないのに、この数値です、遭難は里山でも起こります。
里山でこそ(山岳はもちろん)、林道、作業道、獣道等で道迷いが多数発生しますので怖いです。
yamanamieさん、こんにちわ。ご無沙汰してます、とむかのです。
いつも記事は読ませて頂いてます。お元気で何よです!
さて今回の記事は遭難。。。。
そう私達夫婦もご存じ(とは思いますが・・)遭難体験者。
思い込みの登山道。あれはワタシのミスでした。
今でもあの時の船形山の道なき道を必死で歩んだことが思い浮かびます。
ふとした不注意が道迷いに繋がります。
昨今は膝の調子が悪く、全くお山には登れてませんが
少しづつ再チャレンジしていくつもりです。
大土ヶ森でyamanamieご夫妻から伺った尾瀬でのお話は、
今でも記憶にありますよ〜^^
tomcano さん こんばんは こちらこそご無沙汰しています。
何年か前に樹氷を見ようとゴンドラ等を乗り継いで山形蔵王の地蔵山頂駅周辺を彷徨きましたがガスと季節風の冷たさで指の感覚が麻痺した時は、もう冬の山は怖いと言うのが素直な感想でした。冬山の素晴らしさは認めすが私には「気象遭難」の言葉が冬の山から私を遠ざけている感じがします。
機会ある毎に遭難事例(受け売りが殆どですけど)をアップして、身の丈の登山を楽しんで頂きたいと願ってささやかながら山の麓をウロウロしながら、吠えさせて頂いています。
尾瀬の件は、私の頭の中では忘れかけていました……でも教訓ですね。
(あの時の反省点は、早めの出発早めの到着、電灯持参、尾瀬沼の山小屋から衛星電話等で御池小屋へ連絡を取り無理な行動を控える等でした)
人生もですが山もです、上を見てはきりがありません、ささやかでも自分なりの尺度での山行きの幸せ(山容、花々)を見付けられて…感じられた人だけが幸せ者ではないでしょうか。
最近、ヤマレコ等では平地の散策のアップも増えてきています、自然に触れられる方法にもいろんな形があっても良いですよね。
これから暖かくなり自然と接するのも楽しみですね。 おやすみなさい。
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