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気に入らない言動や好みの違い生理的に無理。そりゃ色々ある。
可能性の話だ。
どんな人にも必ず良い所はあるはずだしそれが見つかりさえすればもしかしたら愛にだってなるかもしれない。
天気が悪い夜勤明け、
山にも行けないから髪でも今日のうちに切っておこうと向かう。
いつもの人がだいたい何も言わずにいつも通りに切ってくれる。美容師の人がどうかは知らないが私はこの人が好きだ。ふと思えばもう5年以上切ってもらっているんだな。
向かう時にずっと行きたくて行けなかった食事処が営業しているのが見えていた。11時から14時までなんだがだいたい13時には閉まっている。
念願の初入店を果たした私はカウンターに座り迷った素振りを見せながらももちろんチェック済み。モツ煮定食をオーダー。
周りには近くの工場からのお客が多数。
ご飯が美味しいな。ちょっと良い米だ。モツは、ああ美味い。美味い。
幸せな味過ぎてもう周りを気にすることなく顔をほころばせながら食べる。
周りの人たちは昼休憩で来てるわけだから残ったのは私ひとり。
奥さんがコーヒーでも飲むかい?とアイスコーヒーをいれてくれた。
急がないでしょ?初めてだからサービスだよ。そう言って出してくれたコーヒーが口の中に入った瞬間に広がるフレーバー。うお。うま。
失礼だが出来合いのコーヒーだと思っていた。聞いたら毎朝落として仕込んでおくのだと。
地元の話をしたりけっこう話をして店を出る時に
、ごちそうさまほんとに美味しかった。そうでしょまた来てね。
、…あ。うんまた来ます。
先に言われた私は微笑むのを止めることができずに店を出た。
きっと昔も今もずっとレディなこの奥さんは、私がまた来た時に覚えているだろう。ビジネスだ。
奥さんはここに来る全ての人を愛し笑顔を向ける。
私はまた来るだろうし、私の愛する全ての人をここに連れてきたいと思う。
そりゃ好きになるよ。
また来てねって言うんだもん。
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