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そしてこの時期になるとピーナッツ大の沢山の実を付ける。
果皮にはエゴサポニンという毒があり、ほとんどの虫や鳥を寄せつかせない。
しかし、エゴノキの実を好んで食べる鳥がいる。
ヤマガラがそうである。(シジュウカラ科の他の仲間が食べているのは見たことが無い)
平地の公園から深山まで年中いて、他にも色々と面白い行動をするので観察していて飽きない大好きな鳥だ。
9月22日、九州道の玉名PA(上り)で車を停めると目の前にエゴノキがあったのでカメラを持って降りるとすぐにやってきた。距離は2m。
エゴノキにとまると食べやすそうな実を選んでヘタからもぎ取り、実を咥え直して移動する。
足場の安定した水平な枝に移ると両足で起用に実を挟んで嘴で突いて殻を割り、中の果肉?種?だけを食べる。
どうやら毒がある果皮は食べないようだ。
冬に備えて地中に埋めて貯蔵することも知られている。実に賢いのだ。
モズの早贄ではないがヤマガラも埋めた事をたまに忘れる。
しかし、それがエゴノキにとっては広範囲に子孫を残すことにつながるのである。
やはり植物の方が一枚上手なのかもしれない。