むか〜し、むかし富士山の女神の浅間さま(木花咲耶姫との説も)は自分の周りを見回して「やっぱり私が一番高いわよね。」と悦に浸っていました。
それを聞いた八ヶ岳の男神の権現さま(磐長姫命との説も)は「いや、私の方が高いよ」と言ってどちらの神様も日本一を譲りませんでした。
二人の神様の言い争いを見かねて阿弥陀如来さまが喧嘩の仲裁を申し出ました。
阿弥陀如来さまは、二人の頭の上に長い樋を渡し、その真中から水を流せば水は低い方に流れていくのでどちらが高いか解るよと、水を流しました。
水は徐々に富士山の方に向かって流れていきます。
それに気がついた浅間さま(富士山)は、いきなり樋をつかむとその樋を振り回して権現さま(八ヶ岳)の頭を殴りました・・・(棒で殴ったとか蹴飛ばしたとかの説あり)
権現さま(八ヶ岳)の頭は殴られて割れてしまいました。
この時に樋の中を流れていた水が溢れて「富士五湖」ができ、権現さま(八ヶ岳)の涙が溜まって諏訪湖・松原湖・白駒池に、割れて飛んでしまった頭の部分が蓼科山・霧ヶ峰になりました。(蓼科山は八ヶ岳の妹神でこの惨状を見て泣いた涙が諏訪湖になったとゆう説もあり)
八ヶ岳は130万年前頃より噴火活動を初めた古い火山で、富士山の噴火活動(50万年前)よりも遥かに古い山であり、30万年前には古阿弥陀岳は推定で3,400mの高さで富士山の元で有る小御岳火山の2,400mより高かったようであり、その後の噴火活動で八ヶ岳は山体を崩して山頂が低くなり、逆に若い富士山は先小御岳火山・小御岳火山・古富士火山と高くなって行きました。
10万年前頃までに八ヶ岳ほぼ現在のような山体になり赤岳(2,899m)ほどの標高に富士山は、その時には古富士火山として2,700mほどの高さだったようです。
その後1万年前頃からに起きた噴火活動で古富士火山を覆いかぶさるように現在の様な形の富士山ができてきました。
さてと、夏風邪も治ったことだしそろそろいい加減にどこか出かけたいっす。(^_^;)
富士山は、背比べに負けたとき「ヤツがたけ〜」と言って怒り、八ヶ岳をボコボコにしたという。
富士山て、悪い奴なんだね。
(八ヶ岳のいわれは、「奴が高い」でした)
勿論、駄洒落です。
諏訪湖は、大国主の国譲りのときに、建御雷神(たけみかづちのかみ)に相撲で負けた建御名方神(たけみなかたのかみ)が、投げ飛ばされて尻餅をついた跡だと古事記にあります。
(これは、本当です)
富士山は女神様のはずなのに怖いっすね。(^_^;)
神話のたぐいは地域によって色々編纂されてるようです。
富士山と八ヶ岳の背比べは北陸では富士山と白山の背比べになったり、ダイダラボッチが富士山作った跡が琵琶湖だったり甲府盆地だったりとか色んな話が出てくるっす。
人類は神話の真実が解明できるのか?
ってきっと無理っす。
神話は神話だから面白いっす。\(^o^)/
こんばんは ^^
はじめて聞きましたが、面白い話ですね。
どちらかというと権現さんのほうが強そうなのに、殴られちゃったんですね。
八ヶ岳はいいですねぇ。
行くとこ沢山あって、そのどこへ行っても周りの山々は雄大で。
かと思えば時には優しく美しい顔も見せるし。
これからも何度もいろんなとこへ行きたいです。
で、富士山は?
これはこれで、なんといっても日本一!
世界に向けての日本のシンボルの1つ。
よって、この勝負引き分け〜!
信州から甲斐の国では有名な神話だと思ってたっすけど・・・
これが北陸だと白山との背比べになったり、常陸の国では筑波山との重さ比べだったりと山の神様は何かと自分が一番だと比べるのが好きなようっす。
山の神様の喧嘩はほっといて、登山者は今自分が登ってる山がきっと日本一の山だと楽しんで登ってるっすよね。(#^^#)
伊豆には富士山(駿河富士)の姉(下田富士)が住んでおりました。
何かと仲の良い姉妹でしたが年頃になると容姿の美しい駿河富士は周囲からちやほやされるようになり下田富士はたいそう悲しみ、大きな屏風を立てて駿河富士から隠れるようになりました。
下田富士は身を小さくかがめ駿河富士は屏風の向こうの姉を思うあまり背伸びを繰り返しているうちに日本一の高さに伸びてしまったとさ。
二人を隔てた屏風は天城山になったとさ。
takeyukiさん、こんにちわっす
下田富士の話は少し知ってたっすけど屏風を立てた話は知らんかったっす。(*_*)
天城にはそうゆう伝承が有ったんすね。
富士山(駿河)はどの話でも大山津見神の次女の木花咲耶姫が住んでるみたいっすけど長女の磐長姫命は「浅間山」だったり「八ヶ岳」と所在不明っす。
下田富士に住んでた姉も磐長姫命っすかね?
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