登山道

登山道を歩き抉られた道や剥き出しの木の根を見ると必ず考えることがある。
もし登山者が道を作らなければそんな事も無いのだから、私などの登山者が歩くだけでダメージを与える事は間違いない現実だろう。
「それなら山に行くな」って言われてしまうが山行は自分にとって大切なライフワーク、少なくとも登山道以外の場所にダメージを与えないように注意して歩かせてもらうのが自分にとって大事なことと思っている。
6月になると高山植物が一斉に花を咲かせる。
この頃になると何のためらいもなく木道や登山道から外れて写真を撮っている人を見かけるが、足を踏み入れ踏み跡を作るとそこに入る人が次々と現れて地面が露出したり草木が消えたりしてしまう。
自分は自然にとって招かれざる者でダメージ源でしかないと思って道を歩かせてもらうことにしている。