この靴を購入したのは2009年、まだ私が学生だった頃だ。
アッパーはゴアテックス素材、アウトソールはグリップ性と耐摩耗性に優れるハイパーグリップを使用した製品で、自分の足型に合っていることから購入を決めた。
これまで、靴の使用年数を延ばすために、最善の方法なのかは分からないが、自分なりに管理を徹底してきた。山から帰ると、すぐに柔らかいブラシで洗って陰干しし、除湿剤と脱酸素剤と一緒に暗所に保管した。
しかし、8年間使用を重ねるうちに着実に消耗が進んでいたようだ。
初めて異変に気が付いたのは、今年6月に矢岳北尾根から酉谷山を経て熊倉山へと縦走したときだ。アッパーとソールの間を保護するゴム素材に、複数の細かい亀裂が生じていた。
この劣化状況を確認し、また、アウトソールの摩耗も進んできていたので、この靴を今年限りで引退させようと思っていた。
ところが、実際には見立て以上に劣化が進んでいたようだ。
先週、十字峡から中ノ岳と丹後山を縦走したが、亀裂が見られたゴム素材が左右とも何箇所も剥がれ落ちてしまった。さらに、アッパーの前足部やヒール部外側の生地も剥がれ始めてしまった。
まだソール自体が剥がれた訳ではないが、近いうちに剥がれる可能性が高いことは想像に易しい。
よって、今回の中ノ岳登山をもって、長年お世話になったこの靴を引退させることにした。
言葉通り、十分に履き潰したと思う。
この登山靴には色々な山に連れて行ってもらい、様々な素晴らしい景色に出会わせてもらった。今は感謝の気持ちでいっぱいだ。
思い入れの多い靴だったんですね。トレランの場合、1年以内に駄目になるので、消耗品というイメージですが、山歩きの方は長年愛用するので、お別れの時はさぞかし悲しいことでしょう。
ところで、次の靴は決まっているのですか?
登山靴(トレッキングシューズ)だと耐久性が高いので長持ちしますが、それでも3〜4年が耐久年数のようなので、8年というのは相当長く履けたと思います。
次の靴はまだ決めていませんが、登山靴の場合、アッパーは防水透湿素材が必須だと思っているので、ゴアテックスなどを使用しているものから選ぼうと思っています。
トレランシューズならば、通水性と速乾性が最優先ですね。
ちなみにトレランシューズは、プライベート山行ではゲルフジトレーナー、レースではゲルフジアタックを履いています(^^)
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