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ジョギングを始めた主な理由は２つ。
ひとつめは、30代も半ばに差し掛かり、体力の低下を感じることが増えたため。20代の頃に比べて、明らかに疲れやすくなり、そして疲れが抜けにくくなりました。登山でも長時間行動する際は、以前より余裕がなくなったと感じます。
ふたつめは、昨年の健康診断の血液データで、正常値から逸脱した数値が出るようになったこと。俗に言う悪玉コレステロールである、LDLコレステロールが137(正常値は119以下)、血糖値の推移を示すHbA1cが5.7(正常値は5.5以下)でした。いずれも糖尿病や脳卒中、虚血性心疾患等の生活習慣病のリスク因子となる項目です。これまで健康を意識した生活をしてきた訳ではありませんが、それでもこの年齢で正常範囲から外れていることにショックを受けました。
こうした理由で、体力の向上、健康状態の改善を目指して手軽に始められる運動としてジョギングを始めました。
最初の頃は、わずかな距離でも息が上がってしまい、5分30秒/�劼離據璽垢�6�卅�るのがやっとでした。登山を趣味にしていながら、これだけの距離で疲れ切ってしまうのを情けなく思いながらも、1〜2回/週 程度の頻度ですが、ジョギングを継続しました。2ヵ月くらい経ったころから徐々に身体も慣れてきて、距離を伸ばせるようになり、1年経過した今月の時点で、4分45秒/�劼�12�劼泙任覆藾�れるようになりました。初期の頃は毎回辛いと感じていましたが、距離が伸びたり、ペースが縮まったりして、数値で成長を感じられるようになったので、今では楽しく走れています。
さて、1年経って肝心の目的は達成できたのか...。
体力に関しては、数値に現れないので評価が難しいですが、体感的には以前より多少上がった気がします。山行でも登山口へのアプローチの平坦な林道では軽く走れるようになりましたし、疲労のあまり山行自体を楽しめないということはありませんでした。どちらかというと、「普段10�勸幣紊離献腑�ングをしているから」という自信からメンタル面が向上し、長時間の山行でも前向きに歩けるようになった気がします。健康状態に関しては、今年の健康診断の血液データは、LDLコレステロールが139、HbA1ｃが5.5とほぼ横ばいという微妙な結果に...。1年間頑張ったので、多少は変化があるのではと思っていましたが、甘くないですね。そもそもジョギングの頻度が1〜2回/週程度と少なめなのと、食生活の改善はまったくしていなかったので、そんなものでしょう。来年は栄養面の改善も図っていきたいものです。
期待していた以上の結果は得られませんでしたが、それでもジョギングは楽しいですね。いつものジョギングコースからは右手に南アルプス北部の山々、左手には中央アルプス南端の山々が望めます。走りながらそれらの山を眺めて次の山行に思いを馳せたり、新緑や紅葉、雪化粧をまとった山から季節を感じることも出来ます。そして、余暇時間の過ごし方が充実したと感じています。ゴロゴロしてYouTubeを見て過ごす1時間と、太陽を浴びて景色を見ながら走る1時間では満足度が全く違うなぁと(YouTubeを見ながらのリラックスタイムも大好きではありますがw)。
今後も確実に年をとり体力も低下していく訳ですが、いずれ子育てが終わり、仕事もひと段落した頃、好きな山へ好きなルートで登れるよう、来年以降も地道に体力維持に努めていきたいと思っています。
画像��:いつものジョギングコースから
画像��:冠雪した仙丈ヶ岳
画像��:1年間の結果
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