皆さんご存じのバームクーヘン。
おいしいよね。
今でこそありふれたお菓子だけど、70年前は珍しく高級菓子だった。
そんな当時のお話。
ランドレのオヤジがまだ幼かった頃、ランドレのジジがどこぞからバームクーヘンをいただいてきた。
しかもホールで一台、切株状態で化粧箱に入ったヤツ。
ランドレのババは子供たちのオヤツに少しづつ切り分けて与えた。
高級品だから一度に全部食べちゃうなんてもったいなくて、全体の半分以下を4人兄弟に。
当然、子供たちは食べ足りない。
で、つまみ食いをしたいのだが、ババはそんな子供たちの心中を見透かしていて切り取って「C」となったバームクーヘンの開口部を「ここから、ここまで」と判るように台紙にペンで印を書いておいた。
これでは、つまみ食いをして「C」が「(」になってしまったらすぐにバレてしまう。
でオヤジは考えた。
そして閃き、実行に移した。
切株上部全体をを5mmの厚みで薄く削ぐ。
実に妙案、見た目変化なし。
これはバレなかった。
まぁ、調子こいて何度も同じ手を使うのが子供なんだけど。
で、いくら何でも不自然な姿になるワケで。
最後にはバレてキッチリ叱られたらしい。
そんなオヤジも80歳になる。
ありがたい事にまぁまぁ元気だ。
山はちょっと無理になったけど。
でも先週畳平までのバスツアーに行ってきたらしい。
まだ暫くは元気そうなので、今の内に親孝行しとかなきゃな。
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