上高地から10K以上の荷を背負いやっとの思いで槍ヶ岳山荘に辿り着きました

山小屋は何時も見えてからが遠い 。 直ぐそこなのですが、往々にしてラストは急登で

徳沢園の宿を出た時には晴天でとても気持ち良かった

途中からは曇りで寒くなりで

翌朝は元気で山荘に荷をデポし、昨日は見えた穂先は少しガスってて

よーし、登ったるぞとファイト満々です
大子男体山の健脚コースで、鎖場の練習をした事を思いながら登りました

テッペンには空に浮いている鉄梯子が有ります。取り付いて思わず下を見たらストーン

百メートルはあるでしょうか

遮る物は何も無い

ウワァーと心で叫び梯子にしがみ付きました。見なキャー良かった

手を離したら真っ逆さまなんです。間違っても手を離せません。恐る恐るの3点確保で必死です
のに、頂上はこんな有様で

イ、命掛けで登ってきたのにこの景色は何だと、何も見えやしない

思わず社を蹴飛ばしたくなりました
しませんでしたが、皆様この気持ち解りますよね

槍ヶ岳の神様

申し訳無いと思ったのか上高地の宿で最強の相棒に出会わせてくれました

人の運とは解らない。予定通り1か月前の予約で来てれば出会う事も無かった。仕事で1か月ずらしたのですが。
翌年の7月下旬、リベンジで大キレットを通過した後、涸沢から登ってきて北穂高小屋で待っていてくれた相棒と合流です
あぁ、こんな人なら当てになる

以後、彼とアルプスは同行で、楽しい思い出が沢山出来ました

今では僕の宝物になってます
写真 日本の10名山。高山3年目 超初心者の頃です。
2枚目 世界の百名山だったか 相棒のモンブラン登頂

顔がまるで別人です。体力を消耗したのかと。幕を持参とは相棒らしい
余力があればこそです。