第４回ヒマラヤの集い

2012年12月10日 00:16講習会全体に公開

主催　平成24年度（公社）日本山岳栃木支部・（財）コンセーレ共催社会貢献事業

講師　増本　亮　氏（同人クライミングファイト）
演題　ヒマラヤ　アルパインクライミング
【中国・ダッドメイン東壁初登攀と西ネパール・アピ峰登攀記】

日時：平成24年12月8日（土）午後３時から
会場：コンセーレ（栃木青年会館）宇都宮市駒生１－１－６

講師　増本　亮　氏
・静岡市生まれ、国士舘大学体育学専攻
・国立山岳研修所の講師
・冬の剣、穂高難ルート、ヘルマンデス、アラスカ、西ネパールのアピ峰の岸壁を登られている。

講演内容

（ダッドメイン東壁初登頂）
・昨年４月に、クライミングファイトのメンバー３名で、中国ミニヤコンガ山群の6380ｍダッドメイン東壁初登頂を果たした。当初は、マント・エドガーの東壁の直登ラインにトライする予定だったが、アプローチの谷が落石の危険が高すぎたため、急きょ、ダッドメイン東壁に転戦しての初登攀になった。許可をとって登るが、ネパールより許可もアバウトな感じですぐに許可が出た。このルートは高度差1900ｍに及ぶ、ルート名を宮沢賢治の「雨ニモ負ケズ」は、東北で被災されている方々へのエールを込めて命名された。ダッドメイン東壁の山そのものは、技術的に難しくはないが、精神的に辛かった。

（アピ峰は、日本隊が初登頂されている）
・昨年４～５月に同じメンバーで、西ネパールアピ峰南壁にも新ルートを開くべく挑みましたが、悪天候とルートの困難さのために約5500ｍで敗退となった。さらなるトレーニングを積んで挑戦していきたい。荷物は、ローカルバス、ロバで運ぶ。

（質問）
・ポーターの費用は、１ルピー１円として1200ルピー。カトマンズでのポーターは1500ルピーで少し高いが、だいたい1000ルピーと考えてよい。ポーターは現地の村人、平均25ｋｇ、職業人は、30ｋｇの荷物を背負う。男性でも女性でも重量には変わりがない。女性は何にも言わずに荷物を持つが、男性は25ｋｇで何かものを言う。（25㎏より多いのではないか。等）

（箇条書きで失礼します。

gosenjyaku）