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生後3か月ほど経過していて、体重は20g、全長17センチ程度。
目が赤一色。極美のRAPTOR(ラプター)のベビー。オス。ぺろお嬢様のムコドノにと性別確定した状態で国内の凄腕ブリーダーさんから購入した。
RAPTORとはモルフの名前で、
R(ルビーアイ)
A(アルビノ)
P(パターンレス)
T(トレンパー/ロン=トレンパー氏作出)
OR(オレンジ)
それぞれの頭文字をつなぎ合わせた言葉。
※2枚目 生後ちょうど1年経過した頃のミー太郎の姿。
狂おしくメシを求めるその姿には必死さが漂っている。
イケメンなのになんて残念な姿だろう。
ジャイアント遺伝子を持つ親同士から生まれた子なので、25%の確率でスーパー体である可能性をはらんでいて、このころ体重が110gを突破していたのもありおそらくスーパージャイアントだろうな?と思いつつ、メスと掛け合わせてベビーが全部ジャイアントにならないと優性遺伝のスーパー体確定ということにはならないので、未だミー太郎はスーパージャイアントだと言えないでいるチキンなしもべであった。
普通のヒョウモントカゲモドキの雄の平均体重は普通の子で70gぐらい。
ジャイアントとという大きさにかかわる遺伝子を持っているため、普通の子よりだいぶデカいです。
市場価値としてもスーパー体だった場合は価格が跳ね上がるために、チャーン氏がたまにミー太郎をじっと見つめて「お金に困ったらお前を売ろうねー」などと言っている。
※3枚目 お口のはしっこがぐじゅぐじゅと膿んでしまったミー太郎。
お迎えから一週間足らず。輸送時のストレスが原因か?!
写真の解説だけでこんなにしてどうする!
と、思ったピポたんですこんにちわ。
かぜっぴきでお休みを眠って過ごしているワタクシは眠り飽きて日記でも書くかと思った次第なのでございます。
やもりを看病したおはなし、レベル1の2です。
きのうの続きのはじまりはじまり〜〜!
<やもりを看病した話ーレベル1(2)(高いびきで眠っていられる)>
2、ヒョウモントカゲモドキのマウスロット(口内炎)
2014年の晩秋。
ぶりくら市という、国内のブリーダーが集うイベントが蒲田で開催された。
その際、しもべがずーっとこのブリーダーさんの仔が欲しいな!と思っていた方が出品されるということであらかじめミー太郎に狙いを定め、予約をした状態でイベントへと向かったのである。
一目見て、なんてきれいな子なんだろう!と気に入った。ぺろちゃん以外のヒョウモントカゲモドキをお迎えするのは初めてだし、雄だからまたいろいろと勝手が違うんだろうなぁ!と期待に胸を膨らませて連れ帰った。
写真の解説にも書いたけれど、ミー太郎の目はルビーアイと呼ばれる赤一色の目で、瞳孔はあるが赤いので瞳の赤に埋もれて一色に見え、そしてルビーアイは目が悪いと評判だった。
ぺろちゃんはアルビノだけれど目はそんなに悪くなくて、だから餌をとる際にも距離感がわからず外したりすることはほとんどないけれど、この子はどうかな?と思い、連れ帰って環境に少し慣らしたあと餌を与えたら、下馬評通り全然餌の位置をつかめていないことがわかった。
うーん、こりゃぁ大変かもなあ。
幸いピンセットから餌をとることには慣れているようだったので怪我させないように瀕死にしたコオロギさんを与えていたのだが。
お迎えしてから数日。異変に気が付いた。
おや?ミー太郎のお口の形が変だぞ?気のせいかな?
どうしたの?なんか歯のへりんとこに盛り上がりがある気がするよ?
さらに数日が経過して異変は病変だとわかった。
うーん、こりゃぁマズイ。マウスロット(口内炎)のように見えるが、病院に連れて行かないとなんともかんともだよなぁ。
というわけで、一路相模原にあるエキゾチックペットクリニックへ。
ヒョウモントカゲモドキを飼育するにあたって、この病院が地元にあるから飼育することにした私にとってはお世話になるのは何度目かだった。
先生はミー太郎の病変を見て、レントゲンを撮影し、こういった。
「う〜ん、このじゅくじゅくしたのは膿だね
レントゲン写真を見ると、上と横から撮影してるけど、あごの骨が重なって写ってるから、下あごがどこまで溶けてるかわからないんだ。
最悪、この顎は変形したままもとに戻らないかもしれないけど?
膿は骨を溶かすからね。」
「いやもう、それは仕方ないと思います。なっちまったもんはしょうがねぇです。
命の危険はないんですかね?」
「今後の立ち上がりによるね。
抗生剤とビタミン剤を出すからそれを餌に添加して与えて、様子を見て。
たんなる口内炎なのか、内臓からの病変でこれが表に出てきただけなのかはまだ判断できないので。」
獣医さんはこうも言った。秋から冬にかけて、爬虫類の体からはビタミン類が抜け落ちやすくなっていると。だからビタミンAとBをよくとらせるようにしたほうがいいと。
免疫が落ちやすくなる季節だからということで、しもべはミー太郎を連れ帰って早速餌にもらった液状の薬を振りかけた。
ビタミンと抗生剤のとても薬臭いにおいがしたけれど、果たしてこんな匂いで食べてくれるのかな( ; ゚Д゚)
という心配をよそに、食べる。
食べる食べる、口の端っこ痛いはずなのにいくらでも食べる。どうしてこんなに食べるのか、そりゃぁベビーだからさ!その食欲たるや、コオロギ一日15匹。
尖って痛い後ろ足をもいで、お薬フリフリしたコオロギも、そうでないコオロギも、いくらでも入るといった様子。食べさせ過ぎて吐き戻されても困るのでとりあえず、腹8分目・・・・と15匹でセーブ。
お母ちゃん、200匹コオロギ買ってきたけれど、他の子の分もあるのに、このままじゃぁ半月ももたないわよ( ; ゚Д゚)
食欲があるなら大丈夫。うれしい悲鳴だったけれど、財布にはちょっと痛いな!
そして1週間ほどで一度目の脱皮が始まった。ミー太郎は上手に皮を食べながら脱ぐ。
そしてさらに二週間が経過した。
子供だから代謝がよくて、ガンガン脱皮する。
口内炎に気が付いてから三週間、二度目の脱皮でミー太郎のお口は奇麗に治っていたのだった。
顎も変形した様子はなく、獣医さんに念のため診てもらったけど「診察の必要ないよ。大丈夫大丈夫」と太鼓判を押してもらって、以後大きなトラブルはなく我が家最大のやもりとして大きな目とのんびりしたしぐさで我々を癒してくれる存在となった。
ちなみに連れ帰ってきたころの体重が20g。その二か月後には60gを突破し、急激に巨大化していくミー太郎とその食欲に、しもべの財布は悲鳴を上げたのであった。
現在彼の体重は110g、全長27.5センチ。普通の雄が25センチいくかいかないかってところなので規格外のサイズなのがわかってもらえるでしょうかね。
そして雄なので同じ雄であるチャーン氏が大嫌い。
絶対に自分からチャーン氏の手に乗りにいかない。
頑として乗らない、強い意志をもって乗りに行かず、苦しい姿勢であっても踵を返すので、よくチャーン氏はそれに傷ついちゃってる。
ヒョウモントカゲモドキはオス1頭に対してメスが複数のハーレムを形成して繁殖するタイプの生き物で、メスよりオスのほうが大きくなる。
同じなわばりでほかの雄に邂逅すると、お互いどちらかが死ぬまでの激しい喧嘩をする。
おそらくその本能が、別種の雄だが同じ雄のチャーン氏に働いているものとしもべは推測している。
喧嘩をするつもりはないけれど慣れあう気もないぜ。
超漢らしいその気質の片鱗は、ベビーだった頃から現れていた。
チャーン氏の肩でだけ、ウンコする。(怒りウンコと言います。威嚇動作です)
チャーン氏の掌にだけ、おしっこする。(嫌ションと言います。威嚇動作です)
しもべにはしませんねぇ。
きっとわかってるんだぁ、世話してくれる人とそうでない人の違いが!
というところで、レベル1は終了。お読みいただきましてありがとうございました。
いきなりレベル5ぐらいに飛ぶので、またそれは別の機会に。
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