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カミさん達は隣町で開催されている陶器祭に行くという事でしたので、静けさを欲していた私は、我が儘を言って、独りでカミさんの実家でお留守番させてもらいました。
カミさん宅は自然に埋もれたように存在しているため、近くの神社の森を探検したり、青々とした麦畑で風の音を聴いたりして心の充電をして過ごしました。そして昼食の1人BBQを終えた昼下がり、ぷらぷらと庭を歩いているとき、突然その出会いはありました。納屋の傍の石積みの間から壁を伝うようにスーっと立ち上がった一匹の青大将。その大きさに驚き、立ち止まる私。彼女の方もまた顔を横に傾け無機質な瞳でこちらを見ている。5秒ぐらいそのまま見つめ合い、私が間合いを詰めた時、「あっ!見つかっちゃった」と言わんばかりに再び石積みへ戻ってしまったので、なんとか口説いて出てきて貰いました。得も言われぬスタイリッシュでなまめかしい姿態。小柄な私の肩ぐらいあるので、140センチはありました。少々鼻息は荒いですが、優しく扱えばとても大人しく、よく見ると可愛らしい顔もしています。まぁ、元々蛇に対して何の抵抗も感じてない私ですが、なぜ?いつから?彼女達は嫌われ物になってしまったのか?そんなことを考えつつ、彼女を解放。すると、「大きなお世話です。付きまとわないで下さい!」と言っていたかどうかは定かではないですが、彼女はすみかであろう、納屋の隙間に消えていきました。そして私はまた麦畑を眺め、明日のことを考えた。


ばめまして、おじゃまします。
守り神ですね。
地面を這う蛇はまだ許せるのですが、川の中を顔だけ出して泳いでいるのは勘弁してほしい…こ、怖いです
はじめましてha2311さま。コメントありがとうございます!
そーですねー。昔は神とか主とか言われて大切にされてきたのでしょうけど、今はその容姿で駆除の対象ですからね。哀れなものです。私的には、完成された美しい進化のフォルムに見えますが、なかなか受け入れられないのが現実なのでしょうね。まぁ、登山という冒険の演出役と思ってあげてみてくださいな。
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