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整理も含め、暇をみて山に関する本のレビューをしたいと思います。
半分以上は読んでないまま山積みになっているのですが、比較的内容を把握している
「読図」関係の本からいきます。
今回は最近購入した イラスト読図 阿部亮樹さん著
です。
なんといっても特徴は題名どおりイラストが豊富。地形図に対応した概観的なイラストがたくさん出てきます。本編の部分は演習を解きながら地形図の見方を学んでいく方式。そして道迷いの例を挙げながら、実際の地形図の読み方をレクチャーしてくれます。
目次を見ていただいてわかるように、全体の1/3近くが基礎知識の項となっています。基礎知識といっても、緯度、経度から地図の種類、地図記号など、社会の教科書のような内容にかなりの分量が割かれています。その分、実際の山歩きに直結する事項についてはややあっさりしているように思えました。
とはいえ、全体としては冗長に感じるところはなく、わかりやすいイラストで簡潔にまとまっている印象です。演習は尾根や沢、凸地・凹地を探すなどの内容で易しめです。道迷いの項目ではピークや尾根、沢、など分岐点での地図の解釈について主に解説されています。実践的で読んでいて面白いです。
初めて読図の本を読んでみようという方におすすめです。
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