先日、ワイヤレスのイヤホン(おそらくカナル型と思われる)をして山を歩いている方を見かけました。
自分はこれまで山の中で音楽を聴くことはしなかったので、周りの音を遮断してしまうのは危険じゃないのかな、と思っていたわけですが。
同時に、中学生のころ雑誌で読んだ有名なドラム奏者のインタビュー
を思い出しました。
普段どんな音楽を聴きますか?という質問に対し、
「音楽は聴かない」と答えていて、結構衝撃を受けたことを覚えています。
ドラム奏者は続けて、「周りの自然の音に耳を澄ませる。それが最高のミュージックさ」みたいなことを言っていました。
当時はそれを読んで、この人はどんなド田舎に住んでるんだろと思いましたが、今はその言葉も分かるような気がします。
それはそれとして、この前繰り返し登っている近場の山に行ったとき、骨伝導イヤホンを使って音楽を聴きながら歩いてみました。
音楽を聴きながら歩くのも良いなと思いました。
そこで山の中で聴きたい音楽をいくつか選んでみました。
思い付きで浮かんだものばかりですが・・
初めて歩くところ、険しいところで音楽を聴くことはないので、一応基本的に歩きなれた緩めの樹林帯の降りをゆったりと楽しむときに聴くことをイメージしました。
ヴォーカルがあまり主張しない曲のほうが良いと思い、クラシック、ジャズ、プログレが中心です。、
クラシック
ハイドン 弦楽四重奏曲第17番 第1楽章
天気の良い日に新緑の尾根を歩くような感じ
バッハ ブランデンブルク協奏曲第4番 第1楽章
涼やかな森の中
ベートーベン 交響曲第5番 第2楽章
有名な「運命」の第2楽章。
ベートーベン 交響曲第6番 第1、2、3楽章
まず最初に浮かんだのがこの曲です。
「田園」のとおり、まさに自然の中にいるような感覚。
第4楽章は怖い。
ドボルザーク 交響曲第9番 第1、2、3楽章
有名な第4楽章は除いて。
第1楽章は樹林帯というより岩場的な感じですが。
フランク ヴァイオリンソナタ 第1楽章
少し湿っぽいですが、微妙な不安感が何とも言えない。
マーラー 交響曲第1番 第1、2、3楽章
第1楽章の楽譜にはWie ein Naturlautという指示があります。
冒頭のカッコーでリスト入りは決定です。
第2、3楽章も良いです。
チャイコフスキー くるみ割り人形
森の中で小動物が活動しているようなイメージ。
ストラヴィンスキー 春の祭典
個人的には山とは怖いものだと思っています。
この曲の混沌とした雰囲気はそれに合っています。
バルトーク 管弦楽のための協奏曲 第1、2楽章
これもちょっと怖い曲ですが。
樹林帯というより渓谷という感じ。
プログレ/メタル
曲名 (アルバム名)
YesーClose to the edge (Close to the edge)
クラシック以外でまず浮かんだのがこの曲です。
なぜかは分かりませんが。
U.Kー Rendezvous 6-02 (Danger Money)
霧がかかった樹林帯のような幻想的な雰囲気。
上で紹介したドラム奏者がドラムを叩いています。
Spock's BeardーThe Light (The Light)
何か山の中を歩くスリルを感じる曲。
Allan HoldsworthーFunnels (Atavachron)
これも幻想的な曲。
CaravanーNine Feet Underground (In The Land Of Grey And Pink)
キャラバンっている登山靴のメーカーもありますが
関係ありません。
Jethro TullーCross-Eyed Mary (Aqualung)
このサウンド、この声が強烈に「土(つち)」を感じさせます。
茶色、っていうイメージです。
King CrimsonーI Talk to the Wind(In the Court of the Crimson King)
おそらくプログレというジャンルでは最も有名なアルバムから。
薄曇りの山でそよ風に吹かれている感じ。
Tribe Of GypsiesーThe Flower (Standing On The Shoulders Of Giants)
ここからハードロック/メタル。さすがにこのジャンルで山、
とか緑を想起させるってあまりなさそうですが・・
ZenoーEastern Sun、Signs on the Sky (Zeno)
木々から差し込む陽光。
Iron MaidenーInfinite Dreams (Seventh Son of a Seventh Son)
山の郷愁。
HelloweenーKeeper of the Seven Keys(Keeper of the Seven Keys, Pt. 2)
ドラマチックな展開が沢登りに通じる気がする(もう何言っているのかわかりませんが)
ジャズ/フュージョン
Phill Woodsー Samba du Bois (Musique Du Bois)
やはりジャズでも「緑」のイメージってあまりありませんが、この曲は緑を感じさせます。
ジャケットにだまされてるだけ?
Masahiro FujiokaーSpring Waking (Treasure)
沢沿いの細い道を降っているような感じ。
Red GarlandーC Jam Blues (Groovy)
これは登山道をリズムよく降っていくような雰囲気です。
Miles DavisーSo What(Kind of Blue)
マイルズの有名アルバムから。澄んだ水を思わせるような美しい
曲ですが、同時に山の中の凛とした空気も想起させられます。
T-squareーDANS SA CHAMBRE (Yes.No)
明るい稜線を歩いているようなイメージの曲です。
シャッフルのリズムが心地よい。
Henry Threadgillー Burnt Til Recognition (Everybody's Mouth's a Book)
ちょっと怖いですがそれも山ということで。
Clifford Brownー Where or When(with strings)
独りで下山していると、もう少しで今日の山登りも終わりだな、と
少し寂しくなることがありますがそんな曲です
全体的に下山しながら聴いたら気持ち良いだろうなというのを集めました。
あまり人がいないところを歩くのであれば骨伝導イヤホンより
ネックスピーカーのようなものの方が良いかもしれませんね・
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する