「歩行性を重視したアルパインブーツ」というメーカーの売り言葉どおり、快適なアッパーの柔軟性を持ったモデルです。
マウンテンエキスパートなどで採用されていたXレーシングや、フレックスフィットといった機能が加えられています。
自分の足は厚手のソックス使用時で、
足長 右26.9 左26.6
足囲 右27.0 左26.5
足幅 右10.7 左10.5
踵幅 右6.7 左6.5
くらいです。薄いソックスだと足長で4mm、足幅で2mmほど小さくなります。
通常27.5cmの2E〜3Eを選択しています。
まずサイズ感ですが、LOWAの中ではややゆったり目のようです。
いわゆるWXLモデルほどではないのでしょうが、マウンテンエクスパートEVOでのUK9.5と当モデルのUK9が近いように感じられます。
自分はUK9を選択したのですが、かかと、足体周りはジャストフィット、その割につま先まわりは若干余裕があります。
マウンテニアリングブーツに分類される靴ですので、シャンクは硬いのですが、アッパーが(しっかりした上で)柔軟な動きに追随する機能性を持っていることと、足先に余裕があることが、「歩きやすさ」を高めているようです。
おそらく岩稜帯の一般登山道からアルパインクライミングの入門〜初級程度までをターゲットにしていると思われますが、つま先がゆるいと細かいステップの立ち込みに難があるかと危惧していました。確かに重心の集中という点ではデメリットとなりますが、これも宣伝どおり趾先が地面に近い(ように感じられる)ためダイレクト感があります。
実際、自宅のボルダリング壁でも試しましたがかなり小さいホールドにも安心して立てました。フリクション(グリップ)についてはこの手の靴としては中程度でしょうか。
購入時はLOWAのアルパインプロとも比較しましたが、アルパインプロのが全体的にカッチリした仕上がりでした。短時間のためし履きではそこまで大きな差異は感じませんでしたが。
樹林帯、灌木帯がメインの登山道でも、ガレなどが多いところには合うと思います。歩行の快適さはトレッキングシューズに近づけているともいえます。ただ、マウンテニアリングブーツでも800gを切るモデルが増えてきている中で、このチェべダーレはやや重さは感じます。
よりオールラウンドな方向に寄せたアルパインブーツで重い荷物でも安心できるしっかりとした質感の靴を探している方には、アルパインプロともどもよい選択肢になると思います。
少し前にスポルティバのエクイリビウムも購入し(てしまい)ましたが、LOWAでもアルパインSLなど、これまでにないキャラクターのアルパインブーツも登場してきています。
エクイリビウムについても近々日記を書きたいと思っています。
それにしてもつぎつぎに欲しくなるモデルがでてきて困ります・・
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する