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なお、当初の予定行程は 上陸→利尻→大雪トムラウシ山テント泊縦走→十勝岳→幌尻岳→羊蹄山。斜里岳と雌阿寒岳は来年以降に持ち越しで登頂予定なし、という感じ。羅臼岳は一応40年前にピークは踏んでいるのである。
6/28（金）
シゴオワ→帰宅して夕食をいただきシャワー浴びて19:30頃京都府南部の自宅出発。小雨。マイ初めての北海道は40年前で、その時は単車をフェリーで運んだけど、あの時も舞鶴まで雨で死にたくなったことを思い出した。
21時過ぎ舞鶴のフェリーターミナル到着。集合時間22:30でちょっと早いかと思ったけど、既に結構な数のクルマ・バイクが集結済。フェリーターミナル近辺は閑散としていてぶらぶらしながら時間を潰す。結構ギリギリになって乗船し、寝床に入って目をつぶる。揺れてるのが少し気持ち悪いが何とか眠れた。
6/29（土）
夜まで船の中。船酔い心配したが大丈夫。40年前より明らかに速い速度で航行している。あの時は船内二泊だった。朝食は持ち込んだパンで済ませ、船内ウロウロしたりして時間を潰す。乗客は自分を含め老人ばかり。まあ、この時期だと大学生は前期試験前だし、暇なのは老人だけか。というか、そもそも今のこの国、路上で車運転してるのは老人ばっかりだからな。
昼食夕食はレストラン利用。お値段は陸上とさほど変わらない。昔はボッタくり料金だったが、そんな時代じゃなくなったんだろう。
ケータイ電波はずっとつながらなかったが、夕方、北海道沖に近づいて掴めるようになった。天気予報を調べたら、利尻に登る予定の月曜日がダメダメ。仕方ないので諦め、予約していた宿に断りの電話を入れる。
定刻に着岸。事前に調べていた通り、札樽自動車道金山パーキングエリアまで走り、車中泊。同じことやってるクルマ多数。明日は先に後方羊蹄山を片付けるかと考えながら就寝。
6/30（日）
5時に起きるつもりが15分寝過ごし。慌てて起きて24時間営業のセコマで朝食と行動食のおにぎり等を買い込んで出発。一旦小樽方面に戻りそれから倶知安に向け南下。山中の行動はレコ参照。
下山後はニセコのホテルに移動。シャワー浴びて倶知安の街に出てホームセンターとスーパーで買い物。夕食はスーパーの弁当で済ませ就寝。
7/1（月）
夜半から雨で朝は上がっていたけど、曇り空。この日は移動日。利尻は諦めた。大雪縦走も、どうにも胃の調子がイマイチなのでやめることにし、その代わり来年に回す予定だった雌阿寒岳と斜里岳を今週中に落としてしまおうと目論んで予定を立て直して出発。
宿を出て倶知安町役場２階の観光課で羊蹄山登山バッジ購入して進む。ナビの指示に従い阿寒を目指す。最初は雨・曇りで羊蹄山の山容は見えず。だが、支笏湖の手前辺りで雨は上がり日が出てきた。急ぐ旅でもないので支笏湖に立ち寄ってみる。
40年前は、結構陰鬱な印象でその雰囲気が好きだったんだが、今では清潔で明るい観光地に生まれ変わっていた。「死骨湖」ってTシャツやステッカーが流行ったんだけど、もうなくなったのかな。湖畔をブラブラ散策。風不死岳と樽前山がくっきり見えて、アソコもいつか縦走しようと心に誓う。天気はめっちゃ晴れになったが風が非常に強い。スワンボートも陸に上げられていて乗れず残念。現地でランチ、海鮮丼。
その後千歳を抜けて道央自動車道に入る。間違えて非ETCゲートに入ってしまう凡ミス。北海道、ETC普及率は本州より低そうですね。途中何度か休憩を入れ、北海道のPAにはゴミ箱はないということを教えていただく。この辺り勉強不足だった。ちなみに道の駅にもゴミ箱はありません。
足寄で高速を降り、なかなかの閑散ぶりに震え上がる。R241を走りやがて見えてきた雌阿寒岳と阿寒富士に心奪われつつ、途中で給油して夕刻阿寒湖到着。今日は民宿泊。湖畔をぶらつき、セコマのホットシェフで晩飯を仕入れ、喰って寝る。
7/2（火）
雌阿寒岳アタックも考えたが、暴風予報なので中止、観光に徹することにする。時間があるのでいろいろ巡ろうと、まずは釧路湿原を目指す。結構走って辿り着き探索路を一周。結構な数の団体客がいた。ここを訪れるのは初めてだったんだが、なかなかに壮観な眺めで、来てよかったと実感。
続いて開陽台へ。かつては北海道ツーリング中のバイク乗りのメッカみたいな存在だったが、今もその頃の栄華で残っている感じだった。ここで昼食のつもりだったが、食堂は火曜日お休み。天気予報通り風が強いので早々に退散し、摩周湖を目指す。道の駅摩周温泉横のつじや食堂でカレーランチ。メチャクチャ旨かった上に、店内でアナログレコードを大量販売していて思わず買い込みそうになる。板橋文雄さんの渡良瀬のアナログ盤持ってなくて欲しかったんだよねアブねえアブねえ。
摩周湖は、有料の第1駐車場より無料の第3駐車場の方が展望いいのは昔と変わらず。霧は一切なくスッキリ湖畔を見下ろすことができた。第1駐車場とバーターの硫黄山も観光して阿寒湖に戻る。この日は阿寒湖畔キャンプ場でテン泊。やたら山岳テントが多くて、ヤマノボラーたくさんいるのかなと思ったんだが、ワタクシ以外は単車ツーリング中の方だった模様。パスタを茹で、セコマで買ったサラダと一緒に喰って就寝。
7/3（水）
早朝に起きて撤収し、雌阿寒岳登山。詳細はレコ参照。
下山後は野中温泉で入浴し、オンネトー湖に向かう。展望台があるというので行ってみた。結構な山道で非ヤマノボラーだと結構厳しいんじゃないかな。3時間ほど前にいた山頂を湖畔から眺めるのはなんか不思議な気分。
その後、屈斜路湖、美幌峠に立ち寄りつつ斜里町のホテルを目指す。どこの観光地に行っても関西ナンバーのクルマが止まっていて、ジジイが嬉々としてソフトクリーム舐めてるのがなんか許せなくて、美幌峠で腹いせにソフトクリーム買って喰らう。
途中給油を済ませ夕刻、清里町のホテル到着。価格は阿寒湖の民宿と変わらぬが、室内清潔で非常に快適。近くにセコマが無かったので10分ほど歩いたセブイレで弁当を買い、喰らって就寝。
7/4（木）
早朝出発して斜里岳登山。レコ参照。
下山後、清里町の観光施設、きよ〜るに寄り、登山バッジと手ぬぐいゲット。前日宿泊したホテルに立ち寄って日帰り温泉を使わせていただいてから層雲峡まで移動。この移動がなかなかに単調で辛かった。ドラッグストアに寄って絆創膏とか仕入れたりして進む。職場のLINEを開いたら、ワタクシがいない間にいろいろ炸裂しているようで、うけけけけ、と声を出して笑ってしまった。流星・銀河の滝に立ち寄った後、層雲峡のホテル到着。セコマに夕食買いに行ったら弁当類ほぼ売り切れてて、残ってたパスタ弁当を買い込んで腹に収めて就寝。
7/5（金）
早朝出発して大雪山旭岳登山。レコ参照
層雲峡から旭岳ロープウェイまで結構な距離があって焦ったけど何とかなった。途中、セコマで行動食買ったんだけど、レジが一人で長蛇の列になっていて、それでも誰も焦ってなくて、北海道っていいなあ、としみじみ思った。
下山後、ロープウェイ駅の売店でバッジと手ぬぐい購入。ケイズハウス北海道で日帰り入浴済ませて旭川を目指す。夕刻辿り着いたが、ぶっちゃけ外れのビジネスホテルだった。週末で価格もお安くなくてスッキリしねえ。駅前のイオンモールで夕食済ませ就寝。
7/6（土）
雨予報なので停滞。梅雨前線が北上してる。北海道に梅雨がないって言ったヤツ誰だよ。気は焦るがどうしようもない。来週は好天模様なので期待しておく。
この日は札幌までクルマで出向き、現地在住者と会食。回転寿司トリトン、メチャクチャ待たされたけど美味でした。その後一人でエスコンフィールド北海道へ。試合は無かったがスタジアムは普通にオープンしていて、というか、バスケットボールのイベントとかもやっててそこそこ盛況。
旭川に戻り、めんどっちいので再度イオンモールで夕食を済ませ就寝。
7/7（日）
この日も雨予報で停滞。だがしかし、起きたら曇り空だった。登ればよかったかと悔やんでも後の祭り。やることがないので10時まで部屋にいてプリキュアとライダーとスーパー戦隊をチェック。
その後、明日登る予定の十勝岳の登山口まで行ってみる。途中、道の駅びえいでランチ。行列ができていたハンバーガー店に並んで食してみたら、超美味であった。お勧めです。
曇り空の望岳台に午後イチで辿り着いたら、ちょうど山頂から降りてきた登山者が散見されたが、皆様合羽にザックカバーといういでたちでやはり天気は良くなかった模様。明日にしたのは正解だったかなとこの時は思っていた。駐車場に、ワタクシと同じく登山者を羨望の眼で見続けるご夫婦がいらっしゃったので話しかけてみたら、やはり同じ身分の百名山スタンプラリー慣行中の方で、しばし談笑。利尻に登られたそうで、羨ましい。
その後富良野に行ってみる。翌日、十勝岳登った後、日�睚�面に抜けてポロシリを目指す予定なので、行動食のランチパックや薄皮あんパンを補給できるポイントがあるか、チェックするためである。富良野駅前のコープに行ったらいろいろ売ってたので安堵。
花畑が広がる観光農園を観たりして、旭川に戻り、今日は全国チェーンのビジホに泊まる。昨日までの宿とクォリティが全然違う。長旅になるとこういう差が結構大きいんだよな。この日はスープカレーの店で夕食。この旅唯一の北海道らしい食事だったかもしれぬ。
7/8（月）
早朝に立ち十勝岳登山。詳細はレコ。
下山後白銀温泉に立ち寄り、入浴し、予定通り富良野駅前コープで諸々仕入れてから日�發鯡椹悗后�この日はイドンナップ山荘まで行って車中泊予定だったんだけど、十勝岳が予想外の雨予報で合羽とか濡らしてしまったので、静内のビジホを見つけて急遽予約を入れ、諸々立て直すことにした。
道の駅に寄りつつ夕刻ホテルに着き、洗濯をしてセコマで夕食を買って就寝。
7/9（火）〜7/10（水）
幌尻岳チャレンジ。内容はレコのとおり。
下山してデコボコのダートを泣きながら運転してケータイ電波拾えるところに着いたのが17時過ぎ、近くのホテルを探したが、超高級ホテルと浦河のゲストハウスしか見つからず、2秒迷って後者を選択。新冠のレ・コードの湯で入浴を済ませ、40�勸盟�ってゲストハウス着。併設のラーメン屋さんで晩御飯をいただき（看板降ろされてたのに無理言って喰わせていただきました）、就寝。
7/11（木）
トムラウシ温泉まで移動するだけの一日。
ゲストハウスを出て、道の駅を見つけて外の水道で登山靴を洗わせていただく。が、ドロドロでブラシがないとどうにもならない状態。幌尻岳新冠コース恐るべし。半乾きのままトランクに戻す。静内でコインランドリー見つけて洗濯。1時間の待ち時間でコイン洗車を行うも全ての泥汚れは取れない。幌尻岳新冠コース恐るべし。スーパーで翌日用のランチパックと薄皮あんパンを買い、ダイソーで靴洗い用ブラシを買う。洗濯物回収して北上。
平取町の「味処いこい」でとんかつ定食をいただく。美味。その後とよぬか山荘を目指す。ここに行けば幌尻岳の登山バッジが買えるとのことだったので行ってみたんだが、到着が13：30頃、管理人さん不在で閉まっていてダメだった。戻りは15時だそうで、諦めて引き返す。途中ダムとか見学。平取町山の駅という施設があり立ち寄ったが、やはりバッジは山荘でしか扱ってないとのこと。でも、幌尻岳Tシャツがあったので買わせていただく。
日勝峠の手前で大型トラックが横転しててびっくり。峠の土産物屋でコーヒー買って一休み。客は誰もおらず、店主さん暇そうだった。もう少しなんか買ってあげればよかった。清水町の町を抜けひたすらにトムラウシを目指す。町から50�卍供�もう運転するのが嫌になった頃に到着。テン泊の申込を行い、風呂に入る。秘境のええ風呂じゃ、みんな行ってね。
その後、テン場に移動。3人組のパーティーがいて楽しそうに談笑。あいさつした後やや離れたところにマウンテンショットを建てる。今日はその後、単車のソロの人と遅くに女性ソロの方が来られた。女性は車中泊された模様。このテン場、蚊が多かったのでその方が正解だったかも。モンベルのリゾッタ喰って就寝。
7/12（金）
この日もモンベルのリゾッタだか何だか喰ってテント撤収。夜雨が降ったので濡れたままのテントを荷室に突っ込む。やはり車中泊にすべきだったか。その後トムラウシ短縮コースから山頂ピストン。詳細はレコ参照。
下山後、短縮コース登山口からトムラウシ温泉に向けて運転している最中に豪雨となる。ダートで豪雨、しかも登山後でヘロヘロ。泣きたくなった。何とか降りて温泉で人心地付ける。売店で登山バッジとモンベル謹製限定トムラウシTシャツ購入。
下山後、ホテルを目指す。帯広・十勝近辺で取りたかったんだが、いいところがなく本別町まで向かうことになる。距離約118km。ずっと北海道で走っていると、下道100kmとか、全然普通って感覚になってしまう。恐ろしい。途中道の駅でテント干したりしながら走り、セコマで夕食仕入れてチェックイン。遠いホテルだったが、ドラム型コインランドリーとかあってなかなかいい感じでした。ホテル和さび ってところ。お勧めです。セコマ豚丼喰って就寝。
7/13（土）
あっという間の最終日。21時くらいに小樽のフェリーターミナルに着けばいいのでそれまではフリー。十勝岳リベンジをしようと5時に起きて200ｋｍぶっ飛ばして立ち向かって返り討ちに遭う。詳細はレコ参照。
下山後、大雪山白金観光ホテルで入浴。登山者たくさんいたので混んでるかと思ったら貸し切りだった。なんとなく小汚い登山者装束で入るのは気が引ける感じのホテルだったからかな。
ホテルを出て小樽に向かう。先日訪れた道の駅びえいは、青い池に行く観光客自動車で大渋滞。そのまま南下して富良野を抜ける。こちらもラベンダー目当て観光客でとんでもないことになっていた。セコマで唐揚げ買って進む。グリグリと山間の国道を走り、三笠ICから道央自動車道に乗り、夕刻小樽着。イオンモールにて土産物をアホみたいに買う。その後コメダ珈琲で時間を潰し、はま寿司で夕食を済ませ、所定時間前にフェリーターミナル到着。すでに人は多く、しかもなんか小汚い老人が多く、なんだこりゃと思ってたんだが、小汚い人々、もれなくモンベルの服を着ている。もちろんワタクシも着ていたしワタクシも小汚いのである嗚呼・・・
三連休初日ということもあってか、フェリーの出航は遅れた。部屋に入ったのは23時回ってたんだけど、全然眠れねえ。5時に起きたのに2時になっても眠れねえ。飲めない酒を飲んで強制睡眠。翌日も寝たり起きたりでぼーっと過ごす。出航は遅れたけど舞鶴入港は定刻通りだったのはさすが新日本海フェリー。船を出て自宅に向け80kmちょい走る。どれだけ走ってもツルハドラッグもセコマもない道を走るのはひたすらに寂しかった。そのまま無事帰宅。
翌日体重計に乗ったら、体重は1.5kg位落ちて、体脂肪率は6％台という、とんでもない身体になっていた。やっぱ、10日山歩きするとこうなるのかもなあ。もう一度やってみる・・・機会は訪れるんだろうか。
というわけで、道内未踏破の百名山8座中7座のピークを踏んだので、まずは成功だったのかな？残した利尻は来年ヒコーキでサクッといってサクッと済ませる予定。でも、もう一度フェリーで行ってまったりってのもいいのかもなあどうなるんだろ。
写真１ 往路のフェリーにて 落日
写真２ お花が広がる支笏湖畔
写真３ 開陽台へ向かう途中でのショット こういう光景がゴロゴロしているのが北の大地の怖いところ。
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