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ボクのPCインターネット利用環境は、家に通信回線をひいておらず、家でも外でも、Wifiモバイルルーター(端末)だけを、データ量無制限プランで使用しておりました。実際の使用量は毎月20ギガほどで、4,000円弱でした。スマホのほうのデータプランは最小限で、インターネットなどはあまり使用せず、テザリングなども本当に必要な場合だけ使ってました。これでとくに支障はありませんでした。
ところが、●モバイル社のお得割期限(3年)が切れて利用月額が上がり、端末の過熱もひどくなってきていて、ちょうど更新月になっていたので、端末とともにプラン契約も新しくしようと思っていたのです。しかし、●モバイル社では、無制限プランが無くなって、最高でも7Gプランしかないではないですか!そこでいろいろ悩み、調べてみました。
ここでぶつかってきたのが、「クラウドSIM」という有力候補です。「クラウドSIM」は「eSIM」、「バーチャルSIM」とも呼ばれていて、SIMカードを通信端末側ではなく、クラウドサーバー側で管理するという次世代型の通信技術のことらしいのです。この「クラウドSIM」を使っているモバイルWi-Fiルーターのことを、「クラウドWi-Fi」と呼ぶそうで、何社かの製品が出ています。
このSIMカードというのは、皆さんスマホなどの変更の際に耳にされているかとは思いますが、今回の話しのモバイルWi-Fiルーターだけではなくて、通常、スマホやタブレット等の通信端末1台には、SIMカードが1枚挿入されており、このSIMカードを差すことによって通話やインターネットなどの通信サービスを利用することができるようになります。それに対して、クラウドSIMシステムでは、このSIMカードを通信端末側ではなく、クラウドサーバー上で管理しています。そして各端末にはコントロールSIMと呼ばれるソフトウェアが組み込まれており、このコントロールSIMに対してクラウド上のSIMカードを割り当てることで通信を可能にしています。しかも、クラウド上の複数のSIMカードに動的に割り当て可能ということが画期的なのです。
SIMカードは通信サービス会社(キャリア)を制限している、つまりD社のスマホにはふつうD社のSIMカードがセットされていて、D社のキャリアを使用するようになっているのですが、この新しい技術で複数のSIMカードに動的に割り当て可能になるということは、つまり、トリプルキャリア(D社・A社・S社)で繋がることを意味します。実際、この技術をつかったモバイルWi-Fiルーターは、現在、ほとんどの会社が、トリプルキャリア対応になっているようです。さらに、利用金額はこれまでの●モバイル社の無制限プランよりも若干安くなっているではないですか!また、海外利用でもメリットがあると想像できます。
そこで何事もお勉強だということで、この新技術を使ったWifiモバイルルーターを注文し、●モバイル社のWifiモバイルルーター(端末)を更新月ギリギリの5月31日に解約したのです。戻り道を塞いでしまいました。
実はもうひとつの解決策も検討していました。もうWifiモバイルルーターを持たずに、スマホを新しい大容量プラン(D社では50ギガ)にしてテザリングでPCなどと接続すれば対応することができます。最近はこの大容量プランもかなり安くなってきたので、もしかしたらこのテザリング対応のほうが安くなったかもしれません。ただガンガン通信すると、電池の減りが早いし、現在使っているスマホのプランの契約更新月の問題もありました。
新しいWifiモバイルルーターを使い始めて、現在11日目ですが、とても優秀です。これまで、●モバイル社のWifiモバイルルーターでは繋がらなかった場所でもガンガンに繋がり、スピードも気になりません。これから先、まだまだ何があるか判りませんが、このクラウドSIMという新しいテクノロジーを今後もレポートしていくつもりです。もし何かもっといい方法や、気付いたことなどありましたら、逆に教えていただければさいわいです。
写真は、上が新しいルーター『どんなときもWifi(uCloudlink U2s)』で、下がこれまで使って来た●モバイル社の『Pocket Wifi』です。
クマ
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