|
１．バージョン３のセンサー機能への期待
2012年までのプロトレックのセンサーはバージョン2で、今回のバージョン3からその機能が大幅に改善されています。たとえば高度計測に関しては、V2の5秒おき5m単位からV3では1秒おき1m単位に、計測精度はV2の高度差×2％からV3では高度差×0.3％と次元が違います。しかも従来の7分の1の省エネです！数字だけを見ているとすごい改善ですが、実際そうなのか今後フィールドでチェックしていきたいと思います。しかしいまさらながら、これまでのプロトレックは、スペック上もひどいものだったのですね！
２．電池寿命
やはり電池寿命は長いことを求めます。これまで使っていたスントの電池は、以前は手に入りにくく最近ましになりましたが、販売時点ですでにかなり消耗しているものが市場に出回っていて、交換して1年ぐらいしか持たないケースがよくありました。私の場合、登山で使用する時計と、日常で使用している時計とは違うので、ふだんは無駄に動いていて、かねてよりON/OFFできる時計はないものか？と物色していましたが、これは現在も聞いたことがありません。カシオプロトレックは、ソーラー充電機能があり、2次電池を使用しますが、少なくとも3年ぐらいは持つらしいので、これに期待することにしました。また、2次電池の交換は、一般に自分では出来ず、メーカー依頼で3000円ぐらいするらしいですがこれも許容範囲です。
３．大きさと厚さ
この手の時計は大きくてぶ厚いものが多いですが、個人的に大げさなのは好まないし、そもそもクライミングなどではジャマになります。今回のスリムラインシリーズでもまだまだデカいですが、まあ許容範囲でした。
４．風防
スントベクターのようにプラスティック製？は論外ですが、ちょっとした岩場で何年か使用し続けていたら、普通のガラスでもキズだらけになってしまいます。今回のPRW-S3000-1JFはサファイアガラスなので、これまで使ってきたスントXランダーと同じ強度があり安心です。選択理由の大きな項目のひとつでした。
５．カーボン製バンド
チタンを含めて金属製のバンドは冬山では使えません。服の上から巻けばいいのですが、たいてい脱ぐ時にじゃまになります。かといってウレタンや単なるプラスティックのバンドは、太陽や気温（低温）のせいで数年すれば切れてしまいます。従ってこれまで革バンドを使ってきました。私が購入した頃のスント(Xランダー)はもともと革バンドでしたので良かったのですが、手首にチカラがかかったときにサイズ調整穴が引きちぎれて買い直したりしていました。今回のPRW-S3000-1JFには、高強度のカーボン製バンドが付いているらしいので期待しています。時計のバンドは比較的軽視されやすいですが、とても大切な項目だと思います。
６．電波時計
６バンドの電波時計ということで、時間が正確なのはありがたいです。加えて、海外でどれだけ役に立つか？今後試してみます。来年の3月にカナディアンロッキーにいく予定なので、カルガリーとバンクーバーでの1時間の時差を認識するか興味津々です。同じカナダでも、カルガリー（バンフも）は山岳部標準時（MST）で、バンクーバーは太平洋標準時（PST）なのです。これが認識できないようだと、これまでのプロトレックどおり、オモチャのそしりを受けざるを得ません。
７．耐低温がマイナス10度
唯一、大きなネガティブ項目でした。八ヶ岳の裾野にある赤岳鉱泉でも、2月にはざらにマイナス20度となるので、とても困ります。単に温度計測範囲がマイナス10度までならまだ許せるのですが、動作保証がマイナス10度というのは一体どうしたことでしょうか？スントはマイナス20度でした。マイナス10度を越えたら、動かなくなるのでしょうか？さらには、壊れるのでしょうか？いづれにせよ、保険はちゃんと付けておきましょう。
クマ
kuma-sanさん、こんにちは。
ご無沙汰しております
とても参考になる日記をありがとうございます。
これだけの性能ですが、私が不安なのは「電池交換が自分でできない」ことと海外での時差の変更は大丈夫なのか？という点です。
登山じゃないときの海外は私はタグホイヤーの普通のリューズの時計を使っており、それがとても簡単なので気に入っています。
スントもシンプルだし電池交換が自分で出来る安心感は大きいです。
大昔のカシオのプロトレックの前身のようなものやセイコーだったかの高度計付時計も使っていたことがありましたがどれも気に入らなかったのですぐに使わなくなりました。その点、私はスントが気に入っております。メカに弱いという理由も大きいです
でも、このプロトレックは色々とカイゼンされているようで良さそうですね。是非ともユーザーとしてカシオさんに電池交換を自分で出来るように発言してください。あと、マイナス１０度はどうなんでしょう？手から外さなくてもいいなら問題ないでしょうが。冷蔵庫でテストしてくださいとは言いませんが、そこらは少し気になります。
長々と失礼しました。
murrenさん、ごぶさたです。
私も最初からスントを使っていたわけでなく、以前のバージョンのプロトレックなども使ったことがあったのですが、我慢が出来ず、スントに落ち着いた経緯があります。これまでのプロトレックはオモチャ以外の何者でもなく、アウトドアギアとして使い物にはならなかったのです。今回は、まだまだスペック上の評価ですが、2013年からのトリプルセンサーVer.3が従来のものとは次元が異なっていて、触手が動いてしまいました（笑）
http://protrek.jp/technology/triplesensor/
電池に関しては、ソーラー充電機能に期待したいと思います。2次電池が何年持つかはまだ判らないのですが、使い方次第でしょう。もし3年以内にメーカーに依頼して交換してもらわなければならないのなら、再度オモチャの評価となりますが、センサーの省エネ性能が従来の7分の1になったのにも期待したいですね。
電波時計の調整機能や操作性については、来年の3月にヤムナスカ登山学校のバックカントリースキーツアー（Wapta Traverse）に参加する予定ですので、このときに評価してきます。
動作保証がマイナス10度というのは今回どうしようもありません。たぶん使用している2次電池のスペックでしょう。壊れなければいいと割り切っています。たぶん今シーズンもマイナス20度ぐらいの環境は何日か経験することになりそうですが、使い物になるか楽しみにしています。
クマ
私は2010年10月21日にプロトレックの3064*JAという
安めのモデル（kuma-sanの1/4位
電池交換が面倒くさそうですね。
でも、４年経過しましたが、まだ大丈夫そうです。
あんまり寒いとこに行っていないからかしら
日にちがわかるのが便利なのと、
ぶつけたりしても平気なので、仕事でもコレです。
OLっぽく無いですね
さくちゃん、おはよ。
山登ラーとしてのファッションUSEですね。
電池は4年もったらいいです。
高度計などのセンサーをあまり使わないのなら、
丈夫だし、G-SHOCKなんかよりずっと実用性があります。
お片づけ順調に進んでますか？
あまり無理をしないようにコツコツとね！
クマ
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する