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今日は梅雨の晴れ間で山日和だったのにあいにく休日出勤。一度行きたかった夜の大文字山に登ってみることにする。自宅は大阪寄りなので大文字山は遠いのだが、職場は左京区なので帰り際に寄るならアクセスしやすい。仕事を切り上げるのが遅くなったので登山口である銀閣寺の横に着いたのが21時57分。ゆっくり登っていると終電に遅れかねないので足早に。火床まで20分で行けるかな?
山登りを始めた直後に買うも今まで出番が無かったヘッドランプはさすが最小光量でも明るくて安心。試しに明かりを消すと完全に真っ暗、昼間はなんでもない道でも肝試ができそうな雰囲気。橋を渡っていよいよ本格的な登り道に入ると、上から明かりが。女子学生二人組だった。こんな時間によく来ると思うもお互い様。
尾根に上ると所々で夜景が見え始めるが、火床についてからのお楽しみ、と脇目も振らず登る。途中2回ほど茂みで「ガサッ」と音が聞こえた。イタチとか鹿とかだろう、多分…。と、上の方から女の子の笑い声が聞こえた。さすが大文字山、大勢来てるなあ。しばらく行くと千人塚という広い場所に出て、さらに最後の長い階段を上れば火床はすぐそこ。階段の上が暗闇でどこか別世界に続いているような感覚。息を切らして登り切ってようやく火床へ到着、22時18分、残念20分切れませんでした。
星を見るのが好きなので星の光をかき消してしまう街明かりは恨めしいのだが、火床から見る夜景は素直に綺麗だと思えた。遠くの明かりは空気の揺らぎで星のように瞬いて見え、写真で見るよりずっと立体的で引き込まれる。空は薄い雲に覆われていて、愛宕山から京都西山の稜線はガスで全く見えない。沈みかけの半月が朧雲で赤みを増して幻想的だった。これらを綺麗に撮れるカメラは持ち合わせていないので、とりあえずコンデジを地面においてセルフタイマーで撮影。火床には自分のほかに男子学生が2人(?)、ジャズを流しているが雰囲気にはそれなりに合ってるかも。できればもうちょっと静かなやつがベスト。
10分ちょっと夜景を楽しんで往路を下山。帰り道で愛宕山の千日詣りが近いのを思い出した。夜は夜でもこちらはお祭りで雰囲気は全く違うが、まだ行ったことが無いので都合がつけば行ってみようかな。
そういえば登り途中で聞こえた女の子の笑い声は何だったのだろう、声の主は見つからなかったけれど…。
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以上、日記らしさを出そうとつらつら書いていたら長くなってしまいました。
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