Amazonで注文していた「山はおそろしい(羽根田治著)」が届いて昨日読み始めた。
一番最初の事故の話は「落雷」だった。
丁度、この本が届く数日前に平標山を登り、朝から突然雷鳴が轟き怖い思いをしたばかりなので、あまりにタイムリー。
読んで、思いっきり反省したのと、何がベストだったろうと考えさせられた。
平標山を6:30頃から登り始め、9:00少し前から苗場山の方で雷鳴がした。9:10雨が少し降ってきて、この頃は山頂手前のハイマツ帯を歩いていた。9:30過ぎ位だったか、だいぶ近くでゴロゴロ聞こえ、次第に雨足が強まり、空がなんとなく明るくなる、そんな状況で我々は山頂の先の山の家を目指した。
引き返してきた人達もいたが、引き返したら鉄塔を通過しないとならない、雷が落ちないだろうか?!と、とにかく小屋の中が安全だろうと目指したが、山頂は通過しなければならない。
本には、山頂は落雷があるから行ってはいけないし、10kmも離れていても落ちる場合があると書いてあった。
そんなに離れているのに落ちるというのは知らず、今回もう少しで山頂で、そこから山の家は近いから、雷鳴も遠いし、と思って山頂を目指してしまったが、間違っていたと反省した。
しかも、ストックをザックにさしていて、レインカバーに覆ったつもりでいたが、山の家に着いて愕然。ヒョッコリでてた。
運が悪ければ落ちていてもおかしくない状況だったと思うとゾッとする。
まさか朝から雷鳴るとはこれっぽっちも想像していなかった。午後から雨は降る予報だったので、早まったとしてもお昼位まではもつだろうと思っていたのも外れ、まさかの雷鳴に稲光。
夏の山は午後は崩れやすいから、早発ちがセオリーだが、それだけじゃなくて天気が崩れる予報の時は落雷の可能性をよく調べて延期することも考えなければならないと思った。
雷が鳴ったら、高い木の側には近づかず、ハイマツ帯なら身を低くして、位しかわかってなかった。この本を読んで勉強になったし、もっとちゃんと知識を頭に叩き込んでおかなければいけないと反省した。
人生、「まさか」は起こるもの。
まだ読みかけだが、初っ端のお話がタイムリーすぎて、何かの巡り合せとしか思えない。続きもしっかり読んで、明日は我が身と思い、安全に登山を楽しみたい。