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2022年08月15日 15:00日記全体に公開

TJARロス

昨日でTJAR2022は幕を閉じた。

1週間強、何をしてても頭の中はTJARが気になって仕方ない日々(笑)
公式サイト、インスタ、ツイッター、GPSトラッキングを代わる代わる見てはドキドキ、ハラハラ、笑い、時に涙しながら応援していた。

この間に、2012、2016、2018年のレースのDVDを観直したりもした。

今回はレジェンドの望月選手がカムバックしたし、昨年悪天候で途中で中止になってしまったがぶっちぎりで上高地に入った土井選手、還暦過ぎた竹内選手も参加と知り楽しみしかなかった。

今回も印象に残る戦士が沢山いた。

超人的爆速で走り抜けた土井選手。爽やかな笑顔で最後まで余裕を感じるほど。井川CPだったか鼻栓をしておられて、どした?と思ったら、疲れると出るそうで、人間だったと安心した。

出場選手の最年少、なんだか弱気な発言ばかりの石尾選手は3位でゴール。速いのに(笑)。きっと負けず嫌いなんだろう。

望月選手のヘルメットには、I'm backの文字。無補給でチャレンジしてから4年。途中、楽しい事はない辛いだけ、みたいなネガティブチックな事を言いつつ、南アルプスに入るとやっぱり生き生きしだすから(笑)そんな人間臭さが大好きです(笑)

井手選手と中島選手は同郷なので贔屓めに応援していた。井手選手は終始脚の痛さに耐え、中島選手はヒルにたかられ流血しつつも完走して感動した。山梨の誇りです。

途中、履いていたシューズの靴底がボロボロでどえらい事になってしまった久保選手。スーパーまるとで中敷きをかませて対処して中央アルプスを越えた。市野瀬でNEWホカと入れ替えられホッとしたのは私だけではないはずだ。ウエアは歌舞いてるし、治療器持ってるし、体拭き拭きして綺麗を保つこだわり。
ゴールする気満々の表れかF1フィニッシュフラッグのような柄のパンツを履いていたものの、南アルプスで台風の為リタイアとなったが印象に残る面白い選手だった。

河田選手は最初から最後尾でマイペースなレース運びをみせ、寝ながら歩く秘技を持つらしい。上高地到着がギリギリでヒヤヒヤしたが、飄々とマイペースに日傘をさして市野瀬を後にする姿は、もうなんかよくわからないけど、そのマイペースさが好きです(笑)残念ながら次の関門に間に合わないと判断しリタイアされた。

こんなハードなレース中、ツイートしながら走ってる林田選手。リンダさんのアカウントでちょっとクスっとする呟きは注目していた(笑)確か市野瀬でミイラみたいになっていたのはリンダさんだったかと。

牧野選手のデポ段ボールには、ナルトが2冊。どーゆーこっちゃ?!と思っているとどうやら己を鼓舞する為のメンタルに栄養を与える物だった。メンタル大事!最後のロードも元気に走っていた印象。

ゴール直前、砂浜にいるのにゴールしようとしない。???。なんとスマホ水没で通話不能な状態と申告した安田選手。ルールでは失格となってしまうらしい。インスタライブ中の出来事だったので、もう視聴者のコメント数が凄まじかった。一度諦めムードの安田選手、まだ時間はたっぷりあるから諦めるなの想いの外野、もう切なすぎて私が泣いてしまった。確か市野瀬で充電ケーブルを箱に入れてしまったと、1時間以上かけて戻ってきた選手だ。
なんとか立ち直り、街中にGPSログが動いた時は、なんとかリカバーしてゴールして欲しいと念じた。ゲオでスマホを購入し、何とかゴール。一体トータル何kmになったのか??兎にも角にもゴールできてよかった。

安田選手にホッとしたのも束の間。夜中から明け方まで心配したのが、南アルプスで台風接近の悪天候の中、待機していた3人の内2人はリタイアを決意したが、井嶋選手だけは果敢に前へ進むことを決意。登山経験が豊富な昭和の山ヤでお医者様だが、相当な悪天候と思われる中を行ったので心配しかないが、なんとか井川まで下りれる事を祈った。茶臼までは確認したけど、なかなかGPSが動かない。反応が悪いだけで下りているのか、リタイアしてしまったのかわからず、スマホとにらめっこであまり眠れなかった。朝の4時前に確認するも茶臼から動いてないし、公式でも発表されないし、ツイートもないで心配最高潮。失格となってしまったが、きっと限界まで頑張りたかったのだろうと、健闘を讃えたい。


30人中20人が完走、10人が完走ならずという結果だったが、全ての選手に拍手をおくりたい。このレースは参加出来るだけで凄いと思うから。沢山の感動をありがとうございます!!

そして運営側の全ての方々に感謝。実行委員やチェックポイントスタッフ、スイーパー、撮影隊、小屋の方々、協力店舗の方々、沢山のサポートがあってこのレースが開催出来るのだから。


少し残念に思ったのが、公式から数回アナウンスされた応援マナー。2002年に始まり、2012年のレースがNHKで放送され認知度が上がり、応援に駆けつける人も増えたのだろう。それは悪いことではないけれど、地元の住民に迷惑をかけるような事があると、大会の存続にさえ関わると思うので、マナーはしっかり守って応援したいものだ。



選手の数だけドラマがある。NHKの放送が楽しみで仕方ない。DVDがでたら勿論買います。


大会リザルト↓
https://www.tjar.jp/2022/info/2022/08/15122501.html
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