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写真の場所を下山中、後ろから叫び声と笑い声が混ざった楽しそうな声と共にヒップソリで下りてくる中年男性。この上にはペアの女性も続いて滑り落ちてくる。止まるときは転がって止まっていた。
楽しそうで何よりだが、まさかの私の歩いてるそのライン上を滑り落ちてくるではないか。マジで恐怖しかありませんよ。
万が一ぶつかったら?!とか考えないのだろうか。もう頭がハテナだらけになった。
この日は、快晴無風の山日和。入山者が非常に多く鈴なりだった。そんな日はヒップソリは遠慮した方が良いのではと思う。
ヒップソリは楽しいし、あ、尻セードも、それこそあっという間に滑り降りるんだから早いし楽しいのは知っている。
しかし、場所や状況をわきまえないと、事故になりかねないし、せっかくのステップを崩す迷惑行為にもなる。
今回は谷川岳での体験だが、何年も前に雪の多い年の北横岳で、山頂直下の急斜面でスノーシューの制御ができずに親子らしき二人が我々めがけて滑り落ちてきたことがあった。間一髪で登りのこちらが避けたが、間に合わなかったら激突されていた。雪が多く、せっせとステップを切りながら登るような日だったので、その親子のせいで、階段が滑り台に変わってしまったのだ。おそらく初心者なのだろうが、この時はさすがに頭にきた。
たまに出くわすのだ。細いトレースで登ってきている人もいるよ?というルートをヒップソリで滑り落ちてくる人間が。悪びれもせず。
危険の少ない場所をしっかり見極めてヒップソリや尻セードなどを楽しみたいものです。