2月21日、通算11回目の両神山に登った。
過去10回のうち7回が八丁尾根、1回が白井差と片寄った登り方をしていて、清滝小屋コースは七滝沢を登っての下りのみ。
今回も七滝沢を登りたかったが、なにせ今年初めての山登り、積雪も多く、チョッピリ弱気になってしまい、平凡な清滝コースの往復となった。
帰路、産泰尾根を離れて清滝小屋への下り口で、高年(わたしより若そう)の男生から、お先にどうぞ、といわれてものの10数歩ほど下ったとき、とつぜん背後で大きな物音、クマか岩でも落ちてきたかとびっくりして振り返ったら、さきほどの男生が滑落、現在進行形。
わたしのかたわらををかすめて(アブナァ〜)4〜50m落ちて木に激突、
やっとストップしました。
落ちた先が谷や崖、岩場でなかったのが幸い。「頭打ってない? 立てますか?」と確認したところ、手足を動かしても大けがはないようで、「ゆつくり下ります、だいじょうぶです」、と話していましたが、なにぶんショックでしばらく立ち上がれませんでした。
見ると彼の靴底は雪でダンゴ状、アイゼンの爪はまったく見当たらず。
当日は気温も高く、10数歩も歩けば靴底は雪ダンゴ、マメに岩等で靴底の雪を落とさなければならなかったほどの湿雪、その人、たいした斜面ではない(実際そうなのですが)のでちょっとメンドくさがったのか、安直に見たのか、それとも・・・と、わが身を顧みることしきりでした。
長年、春夏秋冬、いろいろな山に登っているけれど、滑落に遭遇したのは初めて・・・それにしても雪面の滑落、その音と速さ、勢いにビックリ。
フ〜ッ・・・。
25年前になりますが、私が谷川岳西黒尾根のラクダのコル上部の急斜面から滑落した原因がまさしくアイゼンの団子でした。以来雪の斜面がトラウマとなってます。
先日赤岳の帰りに地蔵尾根ですぐにアイゼンが団子になる雪質に遭遇し神経質なほどピッケルで雪を落としながら下山したことを思い出しました。
ちょうどその日です、阿弥陀岳で女子高生の滑落があったのが・・・。どうしてもアイゼンの団子と重なってしまうんですね。一度経験すると滑落の怖さがわかります。そのスピードに。
おはようございます
昨日、権現岳から下山して来ました。
おっしゃるように雪団子・・
急坂では、ポールでアイゼンをタタキながらでした。
緩やかになると、踏み跡に足を合わせて歩きましたが・・
うっかりすると滑って転倒しますね・・
ただこれは転倒を経験しないと団子を落とす作業に気づかないでしょうね・・
でわでわ
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