ダイエット目的で走り始めて半年、俺はこの日まで週3〜5日で走り続けてました。
仕事がどんなに遅くなっても走り続けました。
最初の時は8km〜10km位しか走れなかったのが、今では仕事帰りの平日でも15km以上は走れる体力を身に付けることが出来ました。
この大会(ハーフの部)をエントリーしてからは厳しいトレーニングに明け暮れていました。
といっても走り続けるだけなんですけどね。
最低でも週60km、多い時で週100kmは走ることも出来て、さらに勾配のキツイレースとのことなので坂道でのランニングが中心でしたね。
さらに夏場で気温もかなり高いのも想定して、35℃の猛暑日でも走ってました。
流石に38℃の日は10kmが精一杯でしたが、暑さにも順応する体も手に入れて準備も万善で、前日の夜に現地入りし車中泊で一晩過ごしました。
当日は予想外に霧雨気味で涼しかったのでラッキーでした。
そしてレースが始まるにつれて鳴り響く心臓の鼓動。
こんなの学生の時以来の事だ。
スタート開始時は流石に2000人を超える人なので混雑していて思うようにペースを上げられなかったけど、俺は最初はゆっくりなのでそれでいい。
競技場を出てすぐに坂はあるけど長くはない。
最初のどんつきを曲がってからは5km位の容赦ない登りが続く。
スタートから折り返しまでの標高差は250mだ。 ちょっとした里山を登るくらいかな? キツイ登りで早くも歩く人もいる。
しかし俺はここで坂道の練習の成果が出てくる。
登りは疲れることなくどんどん抜いていくことが出来た。
一合目手前の折り返してアップダウンをしてから途方もない距離の下りになる。その標高差は300m。
下りはみんなものすごく速い! 追い抜いたランナーにどんどん抜かれる。
俺は最後の4kmの登り返しの為に体力を温存するつもりでいたけど、ここまでされたら一か八かでペースを最大限にまであげる。
この下りはとにかく長い! そして実感する。 俺は下りは苦手なんだと。
下りきり、東富士五湖道路の側道を曲がってそこから1kmの平坦気味な道を往復する。
そして、戻ってきてからが地獄になる。
標高50mの登り返しだ。
下りで気張ってしまった分のツケがきて、登りが得意な俺でもかなりしんどい。
周りは歩いている人もかなり目立つようになったが俺は歩くことは一切なく、とにかく走り続け、更にはまだ追い抜く体力もあった。
20km地点通過時にミスをしてしまう。
もうゴールだと思ってスパートをかけてしまったが、まだ競技場外周してからトラックに入り半周があることを忘れていた。
そのせいで体力をほとんど使い果たしてしまい、トラックに入ったときにはもう気力のみだ。周りで応援してくれる人たちの声で後押しされる。
そして残された体力を一滴残らず絞り出し、ゴーーーール!
思わずガッツポーズ! いろんな感情が含まれたガッツポーズです。
仕事で遅くなっても、暑くて嫌になる時でも、練習自体が嫌で走りたくない時でも体に鞭を打って何か月も練習続けてて良かった!
練習してないととてもじゃないけど、このハーフを走り切る事なんて出来なかった。
あの頑張りが完走という成果に繋がったんだと想うと涙が止まらなかった。
レース後は地元特産の「吉田のうどん」を無料提供でいただきました。
最初の一口はこの世のものとは思えない程の美味しさでした。
タイムは2:02:09と初ハーフマラソンでは悪くはないと思う。
ランキングは1097/2074と真ん中より若干下か?
でもいいんです、走り始めて半年でここまでいけたことを考えると。
色々調べて分かったが、このハーフマラソンは他のレースと比べても相当キツイ部類でタフなコースらしい。でもキツイからこそやりがいがあるんだ。
なので来年もこの大会にエントリーするつもりです。
恥ずかしい話だけど、1つの事をこんなに続けることが出来たのは生れて初めての事。
スポーツだってロクに出来ない俺がここまで出来るなんて夢にも思わなかった。
気力、体力を使い果たしたことなんてなかったですしね。
そんな事もあって、達成感も感動も過去最高。
一週間経った今でもその感動を思い出し、ジーンとしてしまう自分がいます(笑)
歳とったから出来ないとか皆さん、それは言い訳です。
端っから諦めていたら、なにもしないでそこで終わりです。
人生一度きり、何事も挑戦ですよ。
何歳になっても夢を追いかける、これ以上の生きがいは無いんじゃなかろうか?
人間っていうのは無限の可能性を秘めた生物ですし。
動かなければ体が衰えるのは当たり前。 色んな所がダメになっていきます。
俺は走ることでしか夢を追いかけることはできないが、その中で得たことは数多くあります。
・体力、気力、筋肉、根性、自信がついた
・自然と痩せていき、気が付けばベスト体重に。
・腰が痛いとかはほとんどなくなった。
・肌質が良くなった。
・風邪をひかなくなった。
・若返った。
などなど挙げたらきりがないほど。
そういえばダイエットの事など、もうどうでもよくなっている訳だが、一応結果は報告します。
半年前は88kgでしたが、今は74kgです♪
これ以上痩せるつもりはないのですが、減っていくのであればそれに越したことはないかな? ただし、筋肉までも落とさない減量を心がけてます。
これからもずっとずっと走り続けていくつもりです。
次の大会は長浜市で開催される「あざいお市マラソン」です。
これもハーフマラソンですが、今回みたいな勾配は殆どないので自己ベストを出せそうです。
あ、勿論登山の事は忘れてはいませんよ

山登った後にランニングすることだって行ってますからね♪
最後に、ここまで出来ているのは妻の支えがあってこそです。
いつまでもカッコいい親父でいたい、目標にされたいので更に上を目指していきます。
お疲れさまでした。
走り込んでいた理由はこれだったのですね。このような生涯のライフワーク、趣味をもつことは、人としての生き方と考え方を豊かなものに変えてくれます。それが周りにも影響して良い作用をもたらしますよね。
>歳とったから出来ないとか皆さん、それは言い訳です。←guhikazukiさんらしくて好きです。たしかに言い訳が得意になってきますね。最近の私もですが…涼しくなってきたので、山行再開します!
子供の頃は目標、夢ですが、家庭をもってから死ぬまでは「生きがい」を見つけることですね。guhikazukiさんは文面から、もう悟られたように見えます。
苦しくても息切れしても人生の有終の美はしっかりとゴールのテープを切れるようにしたいものです。
良い経験をシェアしてくれました。参考にします。
ありがとう!
そういう事なんです。 目標というものに向かって走りこんでいたのです
言い訳の事やけど、この俺がまさしくそうやったからなんよ。
月に2回ほどしか出来ひん登山ではダイエットにもならへんし、体力強化も難しい。
ならば毎日少しずつでも出来るランニングをしようと考えたのが切っ掛けやわ。
能書きはいい、行動せい! 常に自分に言い聞かせながら続けとるで。
生きがい・・・これは常にもっとくべきです。
仕事以外に目標を掲げられる機会なんてそうないからね。
どんな形でもいいから自分が輝ける人生を送りたいものやね。
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