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岩場についてクライミングを始めようとロープバッグから末端を引き出すと、既にネジネジであまつさえ結び目までできちゃってる…、なんて経験は私だけでしょうか？
一旦つくとなかなか直らない嫌なやつですが、今いち分かってない気がするので調べてみた。
＊クライミング歴１年強の若輩者の調べ物ですので、ベテランの方々は優しく訂正・ツッコミお願いします！
今まで先輩方の口伝により断片的に知っていたこと
「使い始めはキンクが強い」
「ムンターやエイト環で懸垂するとすぐキンクする」
「両端からロープを引っ張るとキンクが取れる」
「トップロープから毎回クライマー側から引き抜くと良い」
等々。
でもそもそもキンクって何なの？てっきりロープ全体に一方向に捻ってしまうことなんだと思っていましたが、だったらすぐに直せるはずだし、懸垂下降でキンクができることもイメージできない。これを明瞭に教えてくれるサイトは見当たらず、調べれば調べるほど沼なのだが、統合した何となくのイメージとしては「ロープの一部に生じた強い捻りの力がロープ内の繊維に微小な折れやクセを形成して戻りづらくなった状態」の様である。（合ってるのかな？）そうすると自分のシングルロープはいつも真ん中あたりがネジネジしているのも納得。使い方によっては１本のロープの違う部位で逆方向のキンクができることだってある？
クライミングにおいてロープは、ノットやビレイ器やロワーダウンの際など、常に捻られ折られ押さえつけられるのであり、クライミングをする以上キンクは不可避ということだ。
キンクができているロープは使いづらい上に、本来の強度からかなり低下しているというもの問題である。一説には５０％ほども低下するのだとか（汗）。キンクは土木業界ではより難しい問題で、鋼線ワイヤーは一度でもキンクがついてしまうと廃棄処分なんだそうである。海底ケーブル敷設においてもキンクは未だ解決されていない問題なんだそうで、その研究のためにクライミングの知見が活かされているんだとか。
キンクは不可避である以上は、対策は最小化と早期修復しかない。
ロープの使い始めでまずしっかりさばいてキンクを取っておく。取り方はべアールの取説が詳しい。ムンターやエイト環よりはATC等で懸垂し、その際スロットから斜めにロープを出さない様に留意する。トップロープを抜く際はしばらく両端から引っ張ったり、振ったりしてキンクを抜く。１日の終わりにしっかりさばいて、濡れたロープは早めに乾かす。ロープバッグの中に上から積み重ねただけで包んで保管するものよくなさそうである。
ちなみにケーブル類をコイル巻きする時にキンクさせない方法として、順手・逆手で交互にたぐっていく通称「AD巻き」というのがあります。クライミングでやってる人は見たことないけど。
それでもついてしまったキンクはどうすれば良いのか？
思い出すのは遠い記憶、クライミングをする以前にみなかみを旅行中のこと。深い谷にかかる橋の欄干から、両端にハンマー等が結ばれて谷に垂らされているロープを見たことがある。あの時はなんとなく干しているのかと思ったが、今考えるとキンクをとっていたのかも？
ちなみにエーデルリッドのロープは特許で使い始めがキンクが全くない状態なんだそうな。そんなロープをさばいたら快感なんだろうなあ。
「AD巻き」っていうんですね。
ロープのことはよくわからないですが、(申し訳ないです😅)
ギターやってる人ならケーブル巻きで「8の字巻き」というのをやります。
同じ巻き方です。一度クセがつくと見た目も悪いし、使いづらいですよね。
ワイヤー使うガテン系の職人さんも8の字やりますね。😄
多分8の字が正式名だと思いますが、私が知ったのがテレビ番組でADさんが音響ケーブルを高速で巻き取る様子が映って「AD巻き」って言ってたので…😅
キンクって嫌ですよね。キンクが酷い状態で強いテンションを掛けるとよろしくないって話も聞いたことがありますので、極力ねじれないようにしたいですね。
自分も原因や対策についてはほとんど考えた事ないのですが、、、、
�＼気靴�ないエイトノットで結ぶとキンクしやすくなる
https://www.youtube.com/watch?v=ruGJtjVskcA&t=11s
��懸垂下降でエイト環を使用するとキンクする
��オートブレーキ付きのビレー器（グリグリ、VERGOなど）でロワーダウンするとキンクする
実体験の感覚ですが、この３つが主な要因になっている気がしますね。
ゲレンデならまだいいですが、アルパインやマルチピッチの際に絡まってなかなか解けないと、リードしている時に恐怖なので、良い対策などみつかったら、是非日記にて教えてください^^
コメントありがとうございます。いつも活躍をレコで拝見させてもらってます😊
キンクって何となく知ってる気になってたけど、何でできるのかちゃんと説明出来なかったんです。先輩方に聞いてもいまいち要領を得なくて、もしかしてそれって自分だけじゃないのかなと思い書いてみました。
実際に調べてみるとかなり深い話でして、正確に掴めたのかというと自信がありません。
マルチ中のキンクは、特に2人パーティでのダブルロープシステムでは課題ですよね。対策は、もう日頃からキンクを残さない様な扱いをしておくぐらいしか無いのでは、というのが調べた上での結論です😅
AD巻きですが沢のロープはこの方法で束ねる人はかなりいます。
（ハーフロープの20mくらいなら片手で持てる事や濡れたロープを首に掛けると冷たいから笑）
キンクが出来てしまう要因は考察の通りであっています。
私は電気工事、電話工事をするので、キンクに関して感覚的に理解していたので、改めて書かれた文章読んで、今後仲間達に説明する時の参考になりました。
キンク対策は仕舞う時、使う前など毎回のチェックはデフォルト作業として対応してます。
ハーフマストやエイト環、グリグリなどで懸垂すると確かにキンクが出来やすいですが、ATCなどのチューブデバイスでは摩擦による発熱の問題を対処する必要があります。
対応は簡単で、懸垂スピードをゆっくりすることです笑
1m/2s位なら安心です。
これがエイト環なら2m/1sで降りても問題無いです。
キンクを取るか？熱を取るか？ロープを長持ちさせるために、私も色々試してます笑笑。
専門とされている方からのファードバックはありがたいです。
さらに発熱との兼ね合いもあるとなると、もうこれはロープワークの永遠の課題ですね😅
ロープ畳んだ時の止めでロープを巻いたり8ノットしたりと、一般的に同方向にねじる行動を取っているので、それが徐々に貯まって捻れになっているというのもあると思います。
保管時にねじれを取っておくのは、常に必要でしょう。
コメントありがとうございます！
エーデルリッドのおニュー良いですね〜。
キンクはロープワークの宿命なんですね。普段からのケアが大事と。
自分は最初の一本をロープバックに捌かずに保管していたら酷くキンクが癖付いたしまうという失態を犯しております。
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