納期は今年の1月上旬でしたが、大人気らしくて入荷したのは1月下旬でした。
1月27日の四阿山で初使い、猿ケ馬場山や初雪山でも使用することができたので、使用感等を以前から所有しているTUBBS FLEX VRT24と比較してみました。
四阿山へは同じコースを歩いていますが、それ以外は同じコースを歩いていないので厳密な比較になっていませんが参考にしていただければ幸いです。
●登坂力
TUBBS FLEX VRT24≧Montbellアルパインスノシュー56
僅差ではありますがTUBBS FLEX VRT24の前爪は大きくて雪面をしっかりと捕えてくれます。積雪後の新雪の急登でもしっかりと雪を掴んで、ヒールリフターの効果もあってラッセル状況でしたがグイグイと登ることができました。
といってもMontbellアルパインスノシュー56の登坂力が劣るわけではありません。同じ条件ではありませんが、降雪後の四阿山へ難なく登ることができています。
●下山時の安定性
TUBBS FLEX VRT24≧Montbellアルパインスノシュー56
これも僅差ですが、テールに2本のクリートがあるTUBBS FLEX VRT24が下山時は安定して下れます。
Montbellアルパインスノシュー56で初雪山を下った時に雪が緩んで下山時は1m程度ですが滑って苦労しました。
どちらにしてもスノーシューの下りはあまり得意とは言えませんので、慎重な下山が必要です。
●携帯性
Montbellアルパインスノシュー56≧TUBBS FLEX VRT24
ストラップを採用しているMontbellアルパインスノシュー56は左右重ねてフラットになるのでザックに装着できますが、TUBBS FLEX VRT24はBOAフィットシステムを採用しているので、コンパクトに纏めることはできませんのでコンパクトにザックへ装着することは困難です。
●脱着のし易さ
TUBBS FLEX VRT24≧Montbellアルパインスノシュー56
BOAフィットシステムを採用したTUBBS FLEX VRT24の着脱はあっという間です。
エラストマーバンドを採用したMontbellアルパインスノシュー56の着脱も簡単ですが、BOAフィットシステムにはかないません。
● 重さ
Montbellアルパインスノシュー56≧TUBBS FLEX VRT24
Montbellアルパインスノシュー56の重さは1.72kg (ペア)
TUBBS FLEX VRT24の重さは2.03kg(ペア)
実測ではMontbellアルパインスノシュー56は片方で0.87kg
TUBBS FLEX VRT24は1.05kgでした。
わずかな差ですが長時間使っていると重量差は感じますね。
●価格
Montbellアルパインスノシュー56≧TUBBS FLEX VRT24
Montbellアルパインスノシュー56は破格の19,800円
TUBBS FLEX VRT24はもう何年も前に買ったので正確な値段は忘れてしまいましたが、約26,000円くらいだったと思う。
TUBBS FLEX VRT24は登山口からスノーシューを装着して歩く場合に一択ですが、
スノーシューを背負って、積雪が増えたらスノーシューを使う場面では携帯性が抜群なMontbellアルパインスノシュー56軍配が上がります。
登山に使われるスノーシューはMSRが多いようですが、TUBBSやモンベルのスノーシューも侮れない性能を有しています。
画像1 Montbellアルパインスノシュー56とTUBBS FLEX VRT24 TUBBSは24インチ(約60センチ)なので浮力では有利ですが、それほど気にならない。
画像2 前爪(クランボン)の比較 TUBBSの前爪はかなり大型で、雪面をしっかりとらえて離さない。
画像3 横からの比較 登坂時の滑りにくさはそれほど差を感じませんが、TUBBSの爪の方が大型で雪面をとらえやすいと思われる。
Montbellアルパインスノシュー56は入手困難ほど大人気ですが、携帯性以外はTUBBS FLEX VRTもなかなかの性能なので、これからも併用して雪山を楽しみたいと思います。
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