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昨日はロッシーニのオペラ「セビリアの理髪師」を観てきました。
場所は茅ケ崎市民文化会館でハンガリー国立歌劇場。
ロッシーニのオペラは私のつたない知識では、「人が死なない」、「明るく楽しい」、「早口の歌」、「使いまわしの歌が多い」というイメージです。そのなかで、「セビリアの理髪師」は代表作でチャンスがあれば必ず観なければ、と思っていました。このオペラはフィガロ3部作と言われていて、セビリアの理髪師であるフィガロが、後見人に囲われているロジーナと身分の高いアルマヴィーヴァ伯爵とを結び付ける、抱腹絶倒のコメディーです。抑え気味で始まった感がある中で、フィガロが登場すると、その声量にビックリ。さすが外人オペラ歌手。男声はアルマヴィーヴァ伯爵だけがテノールの高い声で、後は渋い声の方々ばかり。通常女性歌手がホールをビビらす感じが目立つのですが、今回は男声陣の低周波系がホールを揺らしていました。ロッシーニのオペラは早口で音程が上下する技巧的なアリアが多いので、私たちもそれを楽しむ訳でもあり、歌手の見せどころになります。今回初めてそのようなオペラを観る事が出来て感動しました。ロジーナ役の方は、スタイルの良い美人で、お茶目さがとても似合っていました。残念なのは、最後のアルマヴィーヴァ伯爵のアリア「もう逆らうのをやめろ」は歌われず、大団円で終わった事でしょうか。
観ていて驚いたのは、指揮者。タクトを振りながら、レチタティーヴォ(歌手がセリフを言う場面。オケでなくチェンバロが伴奏を行う事が多い)ではタクトを口にくわえ、電子オルガン(音はチェンバロ)を弾き、ある時はタクトを口にくわえたまま、指揮をしていました。難なく行っているその後ろ姿に驚きました。
山に行かない日は、午前中はハーフを走り、午後はオペラ。これですね。

こんばんは
いいですね。
フィガロの「私は町の何でも屋」は、ヌッチの演奏会(大阪サンケイホール)で聞いたことがあります。
オペラではありませんでしたが、良かったですね。
ロッシーニにベルカントオペラは好きですね。
ローンレンジャーに使われているウィリアムテル序曲もいいですしね。
しかし、指揮者すごいですね。
電子オルガン弾きながらとは。
豊かな時間をおすそ分けしていただいたようです。
tanosiku さん おはようございます。
北海道 山・海旅楽しんでいられるようで。そのバイタリティーには、手も足も出ません。
うに丼すごすぎです。
私は計画通り?毎月オペラ楽しんでいます。来月はtanosiku さんも観られた「ランスの旅」観てきます。ロッシーニ月間ですね
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