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これは所属する山岳会の誘いに乗っかったもので、当初はそのレースの存在は知っていても、自分が40キロの砂利を担いで参加することは知らなかった。
「騙してはいない」とは発起人の言い草だが、私は騙された―。と思った。
直前の練習、自分は一番楽な第3区を担当したが、これは無理。なにせ、自分の体重は52キロ。砂利は40キロ。重いのだ。あれやこれや、ここではいえないが、歩荷40キロは今までの人生の重さに匹敵するだろう。
何故か私は「ごめんなさい。もうしません」と言いながら木道を歩いた。先輩に「走りたければ走ってもいいぞ」と言われても走るものか。と呟いた。
不安の残る数日前のことだった。歩荷20キロのメンバ―が負傷したため、そちらに変更してほしいと言われた。小躍りした。20キロなら楽ちんだ。前夜、滝沢園に着くと泥酔した先輩方と麦酒を飲んだ。美味かった。
本番、記念すべき30回目の開会式の朝は雨だった。私はサポートしてくれるメンバーとともにスタート地点へ。「ガンバ!!」「ナイスボッカ!!」あたりはお祭り騒ぎ。自衛隊、山岳会。参加者数百人。皆、興奮している。参加したきっかけが同僚の女性にmakasioさん、最近太りました?(最近、心も腹も弛んでる)と言われたことだったとは今更、言えない。もはや、全力を出すしかないのだ。お腹が痛くなったと逃げ出すこともできない。困った!
そしてバトンという20キロの砂利は渡された。重い!でも、行く!気が付けば、走っていた。数日前の健康診査で心臓に問題があると言われた。知るか。必死だった。第3区はあっという間だった。ゴールが見えた。終わった。雨は上がり、あたりの山は水墨画のようで美しかった。
気持ち良かった。順位なんてどうでもいい。終わったあと、なにを感じるかだ。「楽しかった。でも40キロは担げなかった。次は担げるようになりたい」そう思った。
ボッカした砂利は登山道整備に使われる。その整備もボランティアを募ると言う。丹沢。恐るべし。
奥秩父縦走プラス歩荷駅伝参加。体重は2キロ減。体脂肪率も3%減った。今、10kのジョギングを終えた。嗚呼。明日は好きなものを食える。酒も飲める。嗚呼、素晴らしきかな、人生!素晴らしきかな、丹沢。
次回:何故、人は山で太るのか。恐ろしや、リバウンドです。お楽しみに。(未定)
丹沢に、奥多摩に歩荷、お疲れ様でしたぁ〜。
頑張っていますねo(^o^)o
僕なんて弛みっぱなしですよ(-_-;)。なんとかせんと(笑)
丹沢にはこういうイベントもあるんですね。
初めて知りました。
やはり丹沢は奥が深い・・・。(^ _ ^)/
しゅんさん、どーもー。(^^)
そうなんです、この大会、今年で30年目。
なんと、30年間出ている人もいます。いまや、応募者が多すぎて、出られないこともあるとか。なんと、ドMの多いことでしょう。
山に心が少し離れそうになったこともありましたが、山はやっぱよいですね。来月は月の光の発表会があります。なんとか暗譜でやろうと思います。
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