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鳳凰三山、甲斐駒ケ岳、仙丈ケ岳と数回に渡り登って来たが、今回の北岳には初めて挑むということもあり、確実に登頂出来そうなコースを選択した。
8月27日(木)
新宿･･(あずさ3号)･･甲府･･(山梨交通バス)･･広河原BS
7:30 8:50〜9:30 11:41〜11:55
→広河原山荘→分岐�茴�(大樺沢沿い)→二俣／十字路��
12:05 12:30 14:20〜14:30
→白根御池幕場
15:10
8月28日(金)
幕場／分岐�蘂�(草スベリ)→分岐�蘂�小太郎尾根／分岐��
6:50 8:55〜9:05 9:20
→肩ノ小屋→分岐�茴�北岳▲3,192.4m→((往路を戻る))
9:50〜10:05 11:30〜12:30
→幕場
15:20
8月29日(土)
幕場→(樹林帯の急坂)→分岐�茴�広河原山荘→
8:50 10:50〜11:00 11:20〜11:50
広河原BS･･(山梨交通バス)･･甲府･･(かいじ)･･新宿
12:00〜12:30 14:40〜15:25 17:06
一日目と最終日は移動と設営･撤収に終始するゆったりスケジュール。とはいえ、初日の3時間弱の登りと最終日の2時間の下りは、重い荷を背負っての歩きで結構足腰にズシリと来る。
初日からなるべく無理したくないので樹林帯直登コースを避け、大樺沢沿いの2時間強を頑張る。距離的には樹林帯を行くコースより長いが、1時間弱短縮出来るやや緩めの勾配であった。
沢水の音と冷たい空気で、少しだがキツさが和らぐ。
途中の河原でたわわに生った苺を口に含むと強烈な甘さと水分で生き返る気がした。
二俣十字路手前では、雪渓を真横に眺めながら登行。涼しい空気が流れて来る。
二俣迄休憩1本で何とか到着。自家発電式の無人トイレが設置されていたが、既に使用限度を越えるランプが点灯していたため、白根御池まで30分強我慢(汗っ)。
ようやく連泊予定の白根御池幕場に到着。早速荷を解き、テント設営。
午後3時を少し廻ったばかりだったが、腹がキュキュ〜っと鳴った。すきっ腹だったが、何とか腰を落ち着ける場所が確保出来たので、小屋で缶ビールを調達。持参したチーかまと柿ピーで一杯飲る。
ちょっと早いかなと思ったものの、既に腹は鳴りっぱなし！1時間後には夕食の準備を始める。
初日のメニューは、野菜クリームパスタと自家製パン＆珈琲･紅茶。今回持参した野菜は玉葱･人参･インゲン。玉葱はざく切り、人参は薄く削ぎ切りにし、インゲンは4等分位にポキポキと折って鍋に投入。早ゆでパスタじゃなかったので、5分程茹でたところに野菜を投入。更に5分茹で、少し煮汁を残したところに特製クリームチーズソースを絡めて出来上がり。
それにHBで焼いたパンとQBBチーズ、珈琲と紅茶を其々1杯ずつ。
ささやかだけど、山上では中々豪華な夕食となったと思う。
この日は疲れていたこともあり早めに20:30就寝。
翌朝･･というか夜半、3:30頃一度起き厠へ。
4:00に起床。25ℓアタックザックに準備を済ませる。
今回はカミさんもウェストバッグを止め、20ℓザックにした。
登行中に荷がズレる心配が無いからだ。
朝食は、パン、チーズ、コーンスープ、珈琲と簡単に。
ちょっと余裕を持ち過ぎたかも･･6:50山頂へ向けて出発。
当初、登山計画書には登頂日の二日目は一旦二俣へ出て、八本歯ノコルを経て山頂へ至る予定だったが、小屋で色々と話している内に所謂古道なので、MAP上の時間ではまず登れないだろうということ、初めてなら危険箇所の殆ど無い草スベリ経由を薦める等アドバイスもあり、直登だが歩くだけで山頂に至る小太郎尾根経由のコースに変更。まず、お花畑の中を突っ切る形で尾根まで3時間の急登が続く。休憩2本で3時間15分かかる。
小太郎尾根へ出て左に尾根伝いに登って行くと20分強で肩ノ小屋に到着。ここは水場があるが、15分程下る。帰りが結構キツイと小屋番が言っていた。テント場は尾根筋から一段低い場所にあり、結構広く快適な場所のようだ。ただ、ここまでテントを担いで来るのは大変かも。
肩ノ小屋で15分程トイレ休憩の後、山頂までのガレ場の急登を食い縛る。1時間弱でようやく山頂･･･と思いきやもう一登り残っていて力が抜ける。一際大きな岩塊を回り込んだところに山頂が現れるのかと思っていたら、少し下って更に少し登るルートが眼前に現れたからだ。
手前の岩塊の方が標高が高いのでは？と錯覚してしまう。
11:30やっと山頂に到着。パンにちょい食べカレーを乗っけて昼食。紙パックのフルーツジュースは甘く、キツイ登りで疲れきった身体に活力を戻してくれた。1時間程ゆっくりし、流れて来る雲の切れ間毎に360度の絶景を楽しんだ。意外に大きく富士山も眺めることが出来た。
記念撮影して往路を戻る。
下山は長めの休憩を2本挟んで3時間程。15:20幕場へ戻る。
まず荷をテント内へ収納し、小屋で贅沢にも生ビールを注文。持参した焼き鳥缶詰、チーかまの残り、柿ピー、チョコレートで登頂の祝杯を上げる。
カミさんは飲めないので紅茶を沸かす。何はともあれ幸せな一杯となった。
この日も夕食を早めに5時前に準備。メニューは、さんまの缶詰をのせたアルファ米の山菜おこわ丼と残り野菜たっぷりラーメン。ラーメンは携帯カップヌードル(中身だけパック)を1個。野菜が少し入るだけでメチャクチャ美味しくなる。食後はいつもの珈琲＆紅茶。デザートは、行動食によく持参しているドライマンゴー。
酷使した足のマッサージを少ししてこの日も早めに就寝。
三日目の朝は、結構ゆっくりめに5:30起床。
朝食は、パン、ちょい食べカレー、チーズ、スープ、珈琲、紅茶。
今回は丁度良く食糧が掃けた。
最終日は下るだけとはいえ、急勾配の下りなので時間に余裕を持って10:20広河原発のバスに乗り込める時間を逆算しつつ、12:30発のバスで帰る計画で幕場を出発。
途中小さな滝を配した水場で水筒に水を汲み、2箇所に設置されていたベンチで其々10分程小休止を摂りつつ下る。
食糧が減っているはずなのに、来る時より重く感じるザックで足はガクガクとなり、残り30分を気力で乗り切る。
BSはもう目の前だったが、広河原山荘前で一旦ザックを下ろし最後の小休止。
予定通り12:30発の甲府駅行き急行バスに乗り込み楽しかった北岳山行を終了した。
※写真は左から、白根御池幕場／27日夕食メニュー(パスタ＆パン)
／北岳山頂▲3,192.4m
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