一回の山行で二度ですよ。たまんないですよ。
ただ、不思議と体験中の真っ只中は何にも思わないんですよね。
家に帰ってきてから、ゾワゾワ〜っとなりました。
さて、一度目の体験ですが…
日も傾きかけている爆風の中とある峰の巻道を歩いている最中、寝不足だし、果てしなく疲れていた私。
ここまで誰も抜かさず、誰にも抜かされず、誰ともすれ違わずな山歩きをしていました。
そんな中、後方から男女の話し声が聞こえてきたんです。
『よかった、俺の後ろにも人がいるんだ。まだデッドラインではなさそうだぞ…気遣うのもめんどくさいからちょっと待って姿が見えたら先に行ってもらおう』
そう思った私は、数秒後ろを振り返り2人の姿を待ちました。
ですが、現れず。声は聞こえる。
『えぇー来ないじゃん……まぁ山の中の声は遠くても結構響くから意外と近くにはいないのかな⁇』
爆風ですよ。そんな遠くの声がその辺にいるように聞こえますかね⁇
『まぁいいや、進みながら様子見よう。姿見えたら道を譲ろう』
結局誰も現れませんでしたね。
縦走路に出た途端誰の声も聞こえなくなりました。
時間的にさらに先へ進んだとも思えないのですが、テントを張った後も誰も現れませんでした。
2人どころか…1人も。
さて、二度目の体験です。
テントの中で明け方ハッと目が覚めました。
時間にして4時頃でしょうか⁇
寒いなーなんて思ってたら、テントの外で人の歩く音がしました。何故か私のテントの周りをゆっくり周ってるんですよ。
確実に二足歩行の足音なので、鹿とか獣の類ではないと確信しました。
『なんだよ、誰だよ。こえぇよ』
この時は人だと思ってたので結構ビビってました。何が目的だか分からなかったので。
そして、怖いので二度寝しました。
まぁ見事に予定時刻より1時間寝坊しましたね。
それで、テントの外に出てみたところ、バカでっかい霜柱が立ってるじゃありませんか。
4〜5センチはあったと思います。
ん……?足跡はどこへ……?
まぁテントの外で歩き回っていたのは人かもしれないですし、そうじゃないかもしれないですが、登山道で聞こえた男女の話し声は何だったのか、いまだに謎で、不思議だなーと思っています。
はじめまして
私も登山中に「人の話し声」が聞こえる経験は何度もあります。
その時の状況は相当疲れている時によく起こります。
いわゆる幻聴体験なのですがハッキリと聞き取れるような声ではなく、例えるならラジオから漏れ出す声のように聞こえてきます。
で、その声が聞こえてくる周囲環境も毎回同じようで、見通しの利く尾根など樹木が閑散として開放感のあるとこでよく起こります。
しかも必ず後方から聞こえてきます。
ただしいくら疲れていても日帰り登山などでは経験しません。
テン泊を伴う登山の時によく起こります。
私の場合ほとんどが単独山行で終日誰とも会わない事も多々有るので、潜在的に「誰かと話したい」「誰かと会いたい」と思う願望の表れかも知れないです。
他に幻惑(幻視)もよく見ます。
幻聴と同じく究極に疲労している時です。
天気のよい樹林帯などで遠くに見える樹木の陰影が山小屋風の建物の一角に見えたり、立ちすくんでジッとしている人に見えたりと…
中途半端な陰影でも脳が勝手に見えづらい部分を補間して、それらしく見えてしまうのでタチが悪いです。。。。
はじめまして!
コメントありがとうございます。
なるほど、確かに、やっと人に会えるんだ…みたいな感覚にはなりました!
そうなんです。何を話しているのかは全く分からないんですが、確実に2人で何かを話してました。
同じく…見通しのきく道でした。
こういう体験があるのも山の面白さの1つなんですかね☺
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