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夫婦で目指す春の鳥海山
クロスカントリースキーにもバックカントリー用の道具があり、競技用やライトツーリング用に比べるとはるかに頑丈にできているブーツ、ビンディングとスチールエッジつきのスキーを使用します。
スキーとブーツとをつなぐビンディングの規格は2種類あったのですが、サロモンがSNS-XA規格の製造を中止したために、ロッテフェラーのNNN-BCが唯一の規格。
基本的には、競技用やライトツーリング用のNNNビンディングと似たような構造で、BC用は見た目にもはっきりと分かる剛性感が特徴です。
クロスカントリースキーダウンヒルをするならば、ビンディングの強度、ブーツの剛性感を理由にこちらのNNN-BC規格が推奨です。
クロスカントリースキーダウンヒルは、国内ではBCクロカンという名称で親しまれていて、近年人気が高まっています。
基本的には、ステップソールスキーと言って、滑走面の中央部分にウロコ状の滑り止めが彫られているスキーを使います。
これにより、ある程度の斜面を登ることができ、そのまま滑走することが可能です。
ターンの時にテレマークポジションをとるために、広い意味ではテレマークスキーに分類されますが、テレマークスキーのブーツ、ビンディングを使用しないため、厳密には違うものです。
とはいえ、滑る技術はテレマークスキーそのもの。
サイドカーブなんてものはほぼないようなまっすぐなスキーをトレッキングシューズのような柔らかなブーツで操ります。
ある程度の技術を習得すれば、ゲレンデの20°〜30°くらいのコースは誰でも下りられるようになります。
また、シーズンイン直前のやわらかい雪が積もった雪山やゲレンデに忍び込んで、ステップソールで登っては滑り、登っては滑りという遊びもできます。
もちろん、雪さえ残っていれば、シーズン終了後のゲレンデやザラメ雪を期待して春山に分け入ったりすることも楽しい遊びです。
スキーの醍醐味は、斜面を軽快に滑り下りることに尽きると思いますが、クロスカントリースキーの楽しみは、なにもダウンヒルばかりではありません。
アップダウンが連続するような丘陵地や冬期閉鎖の車道など、雪さえあれば様々な場所がクロスカントリースキーにとってのバックカントリーフィールド。
天候、雪質に応じて場所を選ぶことで、雪の世界に積極的に入っていける素晴らしいアクティビティだと思っています。
さて、家内はアルペンスキー歴20年弱ではありますが、ゲレンデしか滑ったことがなく、山スキーの世界への憧れがいささかならずあります。
かといって、それなりに出費を覚悟して用具を揃えるのは…と躊躇うのも確かです。
そこで取り組んでみたのが、クロスカントリースキーダウンヒル。
2シーズン目です。
そもそもクロスカントリースキー未経験なので、まずは歩く動作をしっかりと身につけて、左右のスキーに的確に重心を移動することを教えてはいるのですが…
アルペンスキーで何度も滑り下りた斜面も、クロスカントリースキーでは恐怖心に負けてしまい…
道のりは長く険しいものではありますが、着実に少しずつでも成長しているように感じます。
目標は春の鳥海山。
今シーズンはなんとか春の栗駒山を…
なんとなく期待していてください。
少なくとも、イエローフォールくらいには…なんとか…
写真1枚目
クロスカントリースキーコース
+15cmほどのサラサラパウダースノーが積もり、気持ちはバックカントリー的。
写真2枚目
開脚登高
見た目通り疲れますが、それもテクニック次第。
写真3枚目
赤倉温泉スキー場が誇る国体コース
勇気と度胸が求められます。
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