![]() |
![]() |
![]() |
以東岳山頂直下にある以東小屋と水場に関する情報です。
計画の参考になれば幸いです。
★山頂直下の水場はなんとか使えます
★以東小屋の結露対策工事終了しました
★登山道の刈り払い終了しました
行程の都合、以東小屋に宿泊する計画をたて、事前に水場の情報を得ましたが、汲めるとも汲めないとも。
汲めないなら雪を溶かしてとは思いますが、この時期の雪は表面が汚いのであまり使う気にはなれず、汲めない時の保険として大鳥小屋で水を汲んでいきました。
とはいえ、一般的には食事、行動用の飲料として使う水を担ぎあげて以東小屋に行くのはかなりの労力となりますので、軽アイゼンを担いで山頂直下の水場を使うとよいでしょう。
ただし、技術次第ではかなり危険な状態の雪渓なので梅雨明けくらいのタイミングまで待ったほうが賢明でしょう。
今後、ステップを刻んだり、取水しやすいような対策がとられる予定です。
以東小屋は、昨年秋の供用開始以来、二階天井の結露が問題となっていました。
このため、大工さんが泊まり込みで対策工事を施し、結露の問題は解消されました。
まだまだ新築の香りがする以東小屋は、清潔で気持ちのいい山小屋です。
宿泊の際は、協力金1,500円/一人が必要ですので、現金を忘れずにお持ちください。
こうした協力金があって、施設の維持管理ができています。
また、新築ですが、窓が一箇所開閉不能になっています。
これは、どなたかがロックを確実にしなかったために強風で破損したものです。
開けたら確実に閉めることを忘れないでください。
このサッシ一つを直すのに、修繕費は数百万円かかる見込みです。
小屋の定員は設計上は50名となっていますが、現実的には20名が限度です。
利用者が少ない時はベッドタイプの寝床を快適に使うことができますが、ベッドがあるがゆえに混雑時のスペースは制限されます。
炊事の際には、小屋に備え付けの敷台を使います。
敷台はそこそこ数がありますので持参不要です。
ただし、それなりに大きいので混雑時は使いにくいかも知れません。
以東小屋に泊まり、日本海に沈む夕陽を眺める。
優雅で風流な山の過ごし方ですね。
山に咲く花
ミヤマウスユキソウが見事に群落しています。
ヒメサユリもまだまだ咲いています。
ニッコウキスゲの群落もなかなか見事。
イソツヅジやハクサンシャクナゲが数多く見られます。
写真1枚目
小屋の下流に雪渓があり、この雪渓の下に水場があります。
7/11時点では水を汲むことは可能ですが、階段状のステップなどの整備はされていないため、軽アイゼンが必要です。
硬い雪の急斜面とそれなりの段差がありますので、暗い時間帯にヘッドライトを灯しての水くみは現時点では避けるべきでしょう。
写真2枚目
山頂直下から以東小屋を俯瞰。
大鳥池の形が「熊の毛皮の敷物に見える」とは地元の方の談。
写真3枚目
ブレた写真ですが、小屋内部のベッド部分です。
180cmのマットがおさまらないサイズですので、身長180cmの方が横になるには窮屈に感じるでしょう。
横幅は十分に余裕があります。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する