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友人『富士山には登らないの?』
私「行きたいとは思うがな、現地までの移動に時間もかかるし日帰りでもちょっときびしいな 山小屋の予約もなかなかとれなさそうだし長めの休みも取りにくいから行くのは難しい」
友人『休みとって行けばいいじゃん』
私「休み取れねぇって言ってんだろうがよぉ(不機嫌) それに遠いとこだから天気が読みにくい せっかく行くんなら天気がいい時に行きたいんだよ」
友人から見た私は“やらない理由を探してる奴”みたいに見えてたんだろう
こういう見られ方は正直不愉快で腹立たしい
『富士山に登ったことはありますか?』
これは山歩きが趣味な人が周りからほぼ必ずかけられる質問であるが私はこの質問があまり好きではない
別に富士山アンチというわけではない
『富士山は登る山ではなく観る山』という意見はただの個人の感想である
機会さえあれば行きたくはあったがなかなかその機会が作れずにいたのだ
無謀登山者の増加と富士スバルラインの一般車通行止めに吉田口ゲートの夜間閉鎖
今年の富士山をめぐる状況は一般登山者にとっては不便を強いられるものとなった
「また富士山が遠くなってしまったか」
そう思いつつも何となく富士スバルラインのサイトをなんとなしに見に行くと
『マイカー規制の対象とならない車両』の項目の中に
『身体障害者等乗車車両』とあるのを見つける
私は10数年前、仕事中の事故の後遺症で手帳持ちになっていたのだ
ほぼ凍結中だった富士山行きのプランが動き出すのを感じた
一般車両が入れない所に乗り入れられるということは、混雑を回避できるということだ
あとは会社の休みであるが、ちょうど少し長めの休暇を取れることとなった
天気のほうはどうなるのかはわからない
「行って雨が降るようだったら山に登らず適当に観光して帰るか」
くらいのつもりで計画を立てる
午前三時に出発で昼過ぎに下山する世間でいうところの“弾丸登山”というヤツだ
だが今の体力なら距離も標高差も日帰りで十分行けるラインだ
休暇申請の時点での週間天気予報では雨予報だったが、幸い前日には晴れ予報が出た
前日に乗り入れた吉田口の駐車場では降られたものの夜には晴れ、午前三時の登山口ゲート開門時には月明かりでうっすら明るい
広がる雲海を見下ろしながらの登りはずっと晴れ 御鉢巡りを無事回り終え下山路に入ってからはガスに
こうして初めての富士登山は無事に終わった
おそらくは最も良い状況で登ることがのだ
私は百名山はいくつ登りましたか? とか、百名山はもう終わりましたか? と聞かれるのが、嫌ですね。
何で、深田が雑誌連載のため、ご都合で選定した山に・・・と思うのですが。
取り敢えず、いやぁ、なかなか登れませんねぇ、とこたえるか、笑ってごまかします。
富士山にせよ深田百名山にせよたいていの場合は”会話のきっかけ”のつもりで聞いてきてるので余る邪険には出来ないというのが悩ましいところです
個人的には今まで登ったことのある百名山で“はずれ”と思ったとこはなかったので、百名山完登というのもまあ悪くない事なんじゃないかなと思ってます
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