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見に行きたい行きたいと思いながら、平日しかやっていないため、なかなか行く機会がありませんでした。
それが今日たまたま休みになり、剱岳を見に行ったついでにNHK富山へ行き、kennさんと同じ3本の番組を見てきました。

1)新日本紀行 立山・わが岩と雪 放送日:1977(昭和52)年2月7日
2)新日本紀行 息子たちの尾根 放送日:1980(昭和55)年9月10日
3)ドキュメンタリードラマ 「遭難」 放送日:1965(昭和40)3月21日
時間制限2時間なので、この3本でちょうど2時間。
1)立山の名ガイド佐伯富男の現役バリバリの頃に厳冬期の雄山をガイドするドキュメンタリー。北大に学んだ秀才ながら、朴訥とした語り口と富山弁丸出しの素朴さが氏の人柄を表現していてすばらしい作品。
NHKのレポーターに雄山頂上でインタビューされて、この山の標高は何メートルですかときかれ、2998mですと剱岳と間違えてるあたりが何とも人間的で面白い。
2)と3)は薬師岳での愛知大学山岳部13名の遭難事故を描いたもの。2)は事故後18年経過した後、遭難者のご両親の慰霊登山をドキュメンタリーで綴っている。特筆すべきは3)の「遭難」、遭難後の最後の遺体発見までの苦労をドラマ仕立てにしてあるのだが、出演者がすべて本人である点。
遭難者の父親、ガイドの佐伯文蔵、太郎小屋の主人五十島博文ら本人出演のある意味ものすごいキャスト。遭難事故のわずか2年後にこのようなドラマが作られたことにも驚愕。そしてその演技も実に自然で、最初は俳優が演じているのかとも思ったくらい
また見に行きたいけど、なかなか...NHKさん、NHKオンデマンドにぜひ収録してください
kennさん、いい作品をご紹介いただきありがとうございました。
写真は、この日見に行った馬場島からの剱岳です

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