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基礎は医療者でいうプライマリーサーベイみたいなもの。夏編としては、熱中症・高山病・そのほか内科疾患+α(心臓病・低血糖・アナフィラキシー)。以前受けている筈なのに、なかなかスムーズにできないし、盛りだくさん。医療者や救助隊でない人がこれを受講して同じように動けたりできているのは本当に凄いと思う。
また、以前も同じような事を言ったけど、一つ一つの細かい事項に対して、今何を見て、何を評価し、優先順位付けをし、次の行動に繋げているのか、というのを本当に明確化・言語化して行えているのがすごいなあと。普段、なんとなく疾患や症状がわかり、その対処法もふわっとしているのを痛感させられました。例えば「意識朦朧として」→意識が清明/清明でないというのはどういう事なのか。そしてその評価方法として行っているやり方は何を見ているのか。
この先生たちの姿勢は、先生たちとしては当たり前の事だとは思うのだけれど、随分と普段の仕事でも差がある事を思い知らされた日々でした。特に、「医療者のほうが色々考えすぎてかえって、救助要請が遅れる場合がある。限られた情報で今どう行動すべきかを考えて」というのはすごくはっとさせられました。普段病院にいればモニター類の機械や採血/CTなどの情報は莫大に手に入る。また包帯やらの処置物品も豊富にある。それと野外は訳が違うんだと。当たり前なんですけどね。意外と切り替えができない。
あとは難しいと思ったのが、安全な場面なのか、という判断ですね。崖のそば、今後天候が荒れた時にふきっさらしになってしまう所か、とか。これはどちらかといえば登山者としての経験値の問題なのか。
最後に。立山駅傍の登山研究所で講習を受けたけれども、冷房の効きが悪くて暑い暑い。温暖化の影響なのでしょうが、寝るのに寝苦しいのは中々・・・。改築で冷房がちゃんと効くようになってくれたらいいな、と思いました。
とにもかくにも充実した、でもまだまだ学びたいと思う講習でした。多くの人にも出会えたし、楽しかった。
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