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元は仕事の関係で行こうとしていたのですが、他スタッフとの兼ね合いで希望通りの休みはとれず、でも今年に行きたいという思いが募り、無理やりの突貫旅行。題して「冬の道東~流氷をめいっぱい楽しむ旅」です。
日程
3/15(金):晴れ 移動メイン:
職場→羽田空港→女満別空港(ADO)→網走→知床斜里/斜里BT→ウトロ温泉BT
→宿:17:30:ボンズホーム(2食付)
3/16(土):晴れ/曇り 体験ツアー:SOT!冬の知床1日ツアー絶景パノラマコース(AM スノーシューで知床自然センター裏の森を散策/PMドライスーツで流氷ウォーク)
17時ウトロ温泉BT→斜里BT/知床斜里→桂台→宿:20時:網走 ホテルオホーツク・イン(朝食+)
3/17(日);曇り/雪 網走周りの観光&移動 9:30 (1時間)流氷観光砕氷船「おーろら」乗船→博物館網走監獄(3時間)→オホーツク流氷館(天都山展望台)(1時間)→道立北方民族博物館(1時間)→夕飯:ラーメン だるまや 網走店:どろラーメン→女満別空港→羽田空港→帰宅
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3/15 明けで飛行機に飛び乗り、そのまま女満別空港へ。ポートライナー線があれば直で知床にいけるのに、乗り継ぎ合間の時間が惜しいところ。でも、快晴で北海道の割にはとても暖かく過ごしやすい。網走→知床斜里の電車は海岸線沿いを行くので途中から、徐々
に流氷が見えてきて(北浜・浜小清水など・・)テンションが上がります。斜里からバスに乗り換えると、信号がなく、途中からずーっと海岸沿いを通る事になります。ここも流氷が流れ着いており、また夕日も相まって美しい。。うとうとしながらも嬉しさ満点で1時間が経ちます。降りたら宿は数分の所。お洒落な外観に、じゃがいも料理が有名で、ミニグラタンがとてもおいしい!ジャガイモのプリンも追加で頼みましたが、これもおもったより濃厚な味でウマウマ。食事は皆一緒に食べるという事で、たまたま女子だけしか居らず、話が弾み、盛り上がってそのまま近場の温泉へ。惜しい事に、私は寝不足のため、その後即寝落ちしました。
3/16 21時には寝たせいか、5時前に目が覚め、6時には朝の散歩へ。流石に朝は冷え込み、寒さを感じたので帽子をかぶりました。漁港なので、海際には船が並び、カモメがわんさか鳴いていて賑やかです。ゴジラ岩にカモメが群がってるのを見ていると、、、あら、野良のキツネが歩いてきました。犬かと思った。そのまま無目的に海岸線をぶらぶらしていると、オロンコ岩という所に着きました。石段がついていてちょっとした展望台になっています。冬季はアイゼンがないと、と書いてましたが雪がついてなかったので登る。ちょうど朝日が山方面からこちらに日を落とし、水平線沿い360度の展望が見渡せます。素敵な展望を見れたことに満足していると、あっという間に時間が過ぎ、宿へとんぼ帰り。朝食食べたら、すぐ。9時にお迎えが来ました。
旅のメインはここ!流氷ウォークとスノーシュー散策です。今回は4人しか居らず、またその1名は宿で会っている人なので、気楽だし、少人数だから声もよく聞こえます。予定変更で午前に散策へ。ガイドの方の、キツネの足跡やフン、アカゲラの跡など、ネイチャーサインというものを教えてもらいながら、森の動物たちを発見する旅に出ます。普段は見れない、観光ガイドには載っていないような絶景ポイントを教えてもらえたのも良かったのですが、このガイドさんの素晴らしさはその考え方にあると思います。去年はどんぐりの不作があったようで、おそらくリスは多数死んでしまっている事や、それでも、そうして生態系が円環しており、一部を切り取っては可哀そうとか、安易な見方は出来ない事を教えてくれました。目が悪いせいか、鳥を見つけるのは私が一番遅かったですが、それでも十分に双眼鏡を使って探すのが楽しかったです。昼休みに行った道の駅の知床世界遺産センターでも、イベントで「動物たちのうんち」特集をしており、思わぬ関連性に驚きました(たっぷり見る時間がなかったけど)
午後は、いよいよ楽しみな、流氷ウォーク。ダイビングはしたことあるけど、ドライスーツは初めて。氷を歩いて、沖の方まで行くんだー、ぐらいなイメージだったのですが、想像と大分違って、もっと技術が要りました。干潮時・その時の流氷が詰まってなかったせいか、1つの塊から次の塊にうつるのに隙間があり、また氷も薄かったりして危ない。で、どうするかというと、最初にわたった人にロープを渡し、氷を引っ張ってもらって次へ飛び移る。もしくは、ガイドさんが氷を泳いで押し、次の氷へ飛び移る。流れがあるから、即座に判断してさっさと渡らないと渡れなくなっちゃう!っていう、ゲームみたいで、めちゃくちゃ予想外で面白かったです。この時期、2月よりは氷が少なくなっちゃってますが、その分こうした変わった流氷ウォークができたり、水面が見えてくる分動物たちが活発化してきてくれたり、というメリットもあります。最後には、海に浸かって立ち漕ぎで泳いで進んだりして、恐ろしさはすっかり消え、もっともっとやりたい、って思いながら終了となりました。
一転、帰り道は眠くって・・・。宿一緒だった人と、折角だからとジンギスカン定食を食べ、うとうとしながら今度は電車へ・・。明日は天気予報で段々荒れるというので、船乗れるかな、と心配はしてたのですが、睡魔に負けて、ここでも即寝してしまいました。
3/17 海の近くのホテル。けど、曇りなので、日の出は諦めた。さて、船はどうだろう?1時間前の運行状況をやきもきしながら、朝食を食べてると、催行するとのお知らせが!そそくさと支度して昨日も訪れた乗船場に行く。一番よく見える特別席を!なんて陣取ったものの、砕氷の音を聞きに1階の甲板に出たり、周りの景色を為に3階のデッキに出たりと、せわしなく動いていたため、正直ほとんど席に座ってなかったです。晴れではなかったもおのの、流氷は風向きによって1日の内でも凄く動いてしまうため、本当に会えるのはラッキー。幸運に感謝し、さて午後は怒涛の博物館めぐり。
実は網走・知床は2回目で、前回も同じ所をめぐっているのですが、まるで初めて見るかのように時間がかかるし、それぞれの面白い事!
博物館網走監獄は、「ゴールデンカムイ」の聖地。ちゃんと作者さんの色紙も拝んできました。それを抜きにしても、一つ一つが興味深いし、エリアが広いので見どころが多い。監獄がもう1つのコミュニティなので、昔の暮らしの追体験みたいな民俗的な側面もありますし、また、ここの蝋人形のつくりがリアルでびっくり。至る所に看守がいるし、たまに動いたりしゃべったりするので、びくってなります。自分が囚人の気分。歴史を見ると、北海道の開拓が囚人の労働に支えられたもの、という背景があり、それを考えると重苦しいものもありますが、その歴史なくして今がない、という事を事実として受け止めなければ、とも思います。そんなこんなで3時間はあっという間にすぎ、このままだと時間切れなので、慌てて次へ向かいます。
オホーツク流氷館は、前見た時と大分変った気がします。-15度の流氷体感テラスもさることながら、大迫力のシアターや、ダイビングで潜ったかのような流氷海中ライブは以前なかった気が・・。船に乗らなくても追憶体験ができるので、凄くいい。何回でも見たいと思わされました。でも、もっと良かったのは流氷のできるしくみや生態系を豊かにしている事を映像で紹介・解説しているモニター画面でした。昔は、漁に邪魔なものとされていたただの氷が、アイスアルジーというものを作り、これが氷海の食物連鎖を支えている、という重要性を持った存在と知られたこと。ここに感動しました。ここの解説のパンフレットがあったらほしかったのに、と思うくらい良かったです。追憶体験だけでなく、知識の面でも流氷を感じる事ができるという意味で、この施設に来てよかったと思いました。あとは展望台ですね。網走を一望でき、網走湖ものぞけるので、また天気のいい時に来たいな、って思いました。
最後の、北方民族博物館。ここは一番エリアが小さいですが、もともと私の大好物な文化を知れる博物館。ガイド音声も無料で借りる事ができ、ワークショップなんかをしながら進めると深い知識が身に着く事間違いなし。特に、それぞれの民族の暮らしの映像が流れている所が貴重で興味深く、1時間じゃ全然時間が足りないぐらいでした。
そんなこんなで、ぎりぎりまで施設をめぐり、外に出ると雪。最後に旅の記念に、自分へはがきを書いて投函。女満別でウトロの宿人と再会し、おしゃべりしてたらあっという間に暑いくらいの東京に帰ってました。
最後に。今年の流氷は、ここ数十年の中で珍しく多く長く居る、というので、「今しかない」と思い、最後の時期にかけてみました。結果、今の自分なりに充分に楽しめたと思います。他にもダイビングや網走湖でワカサギ釣り。旭岳にも上りたいし、北海道1周もしたい。と欲張りは尽きないですが、この貴重な体験を感謝し、この自然を守りたい、と思いながら今後も過ごしたいと思います。
一旦東京に行かないと飛行機ないみたいだしツアーだと札幌バスで流氷見に行っての札幌戻りはなかなか長時間で厳しいし、やっぱり知床か紋別に泊まった方のが良さそうだけどそこまでどうやって行こうって感じなんだよね🤔💭
冬は雪道だからバイクは難しいですしねー。女満別空港からポートライナーが出ている時は(2月の流氷最盛期は運行しています)、網走・知床まで直通で行けるので、女満別までは飛行機、そこからは電車&バスで行くのが一番です。ツアーは一番考えなくても連れてってくれるから楽ですが。一人で行くなら。大阪から女満別は直行あったはずですよー。(ちなみに行くのは大変ですが、知床、大変良かったですよー)
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