・その日のYahoo山岳事故ニュースhttps://follow.yahoo.co.jp/themes/0132518173d5c48d4428 で阿寺山の雪崩事故情報を知り、またヤマレコの記録で谷川、鍋倉山などのスキーカットによる雪崩の状況が記載されていることを考えると、やはりこの日は雪崩要注意日(特異日)であったと考えられる。
・私が所属する山の会で20年ほどCLとしてBCに多数のメンバーと頻回にツアーを共にしているが、今までに雪崩に遭遇したことも数回あり、大事に至ったことはないが、徐々に雪崩に対する知識が豊富になり、現在では雪崩要注意日や雪崩の起こりやすいエリアなどがあらかじめ予想できるようになっているが、今後もわが会のメンバーをはじめ、同行者には常にツアーの1週間ほど前からの気象状況をチェックし、日本雪崩ネットワークhttps://www.nadare.jp/ やPowder Searchを活用して雪崩に対する知識のレベルアップを目指している。
・わが会のHP http://chibayama.com/ の山スキーの部屋に収録している「BCネット講習会」に雪崩についての解説と実例を記載している。
一般的に無木立の急斜面、特に30度以上の斜面で雪崩が起こりやすくもっとも起こりやすい斜度は38度であるとされているようであるが、林間ルートでも弱層がしっかり形成されていると、その上の新雪は雪崩ることがあり要注意である。実際に東谷山は30度を超す林間急斜面エリアが多く、雪崩ることもあり、ツアー日の状況をしっかり検討分析して臨むことを勧めます。私の長男(Nice edge https://niceedge.jp/ )がかなり前にガイドで東谷山ツアーを実施した日に、大量降雪で登りに5時間以上要した上、滑走時先行するボーダーが雪崩を起こしながら滑走していく状況であり、その後雪を落としながら慎重に下った経験を聞きました。
厳寒の時期でも少し気温が上がり、標高の比較的低いツアーエリアで気温上昇による弱層が形成され、林間ツアーエリアでも雪崩れることを十分理解して臨みましょう。
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