・小生は今期見事な水芭蕉の群落にはお目にかかっていない。山スキーで鳥海山に行った時に秡川の雪消えしたエリアでショボイ水芭蕉を見たきりである。低地では4月〜5月、高地では6月〜7月が開花時期で、各地の山々・高原の湿地帯であれば方々でお目にかかれるはずである。利尻島でも佐渡でも見ることができる。
・さて乗鞍・上高地の観光ガイドを見ると乗鞍高原には見事な水芭蕉の群落が紹介されているが、上高地には水芭蕉の「み」の字すら見当たらない。大正池から田代湿原、岳沢湿原を散策しながら綺麗なレンゲツツジは咲いているのに、どうして上高地には水芭蕉がないのであろうか、本当にないのか?乗鞍高原にあって上高地にないのはどうしてか、水質が影響しているのか、火山活動が関連しているのか、などなど、6/12〜6/13の2日間の上高地滞在中、この疑問が脳裏から離れなかった。2日目の朝、ホテルを出発する時、ホテルマンにこの疑問を、投げかけたが分からず、後で調べておくとのこと。
・ところが拝観料を払ってじっくり明神池を見学している時に、それまで発見できなかった水芭蕉の大きな葉っぱらしきものノ池の脇に数株発見、その時点から「上高地の水芭蕉の真実❓」が急展開してきた。
・明神池に隣接した有名な嘉門次小屋の従業員に問いかけてみると、上高地の水芭蕉について知っている方はいなかったが、なんと「小屋の奥さんがこの前水芭蕉が咲いていた」と話していたし証言してくれた。自分が見た訳ではないので真偽は分からずニノ池脇の大きな葉っぱが
水芭蕉かどうかは不明のまま、「ビジターセンターで聞いてみるのが最も良い」とアドバイスくださった。
・上高地の水芭蕉について何か情報が得られそうと期待してビジターセンターにむかった。前日からの疑問をネットで調べていたが全く情報は得られていなかった。
・ビジターセンターの門をくぐり、型通りのコロナ対策をして、先客の対応が終了するのを今か今かと待った。漸く自分の番がやって来て感じの良い女性係員に、疑問と明神池の水芭蕉らしい大きな葉っぱについて話したところ、以下のような説明であった。
・元々上高地には水芭蕉は無いものであってはならないものとのこと、その理由は7500?年ほど前は湖(海)の底にあったエリアであったことに起因している。乗鞍高原は植えて観光資源としているが
上高地は田代湿原などで植えたため、水芭蕉が見られたが、本来あってはならないものとして抜いているとのこと。明神池で見たのは誰かが植えたのであろう。との説明であった。日本列島の成り立ちに多いに関係しているらしい。興味津々ですね。
上高地の水芭蕉について何か情報をお持ちの方は是非教えて下さい。
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