自分にとって奥多摩エリアは自宅から1時間余りで気軽に行くことができるワンダーランド。毎朝、仕事に行くたび、自宅最寄りの駅舎から青梅線の真っ直ぐな線路の先に見える大岳山や石尾根が「おいで〜」って呼ぶのです(←ヤバい)。この4年間で「山と高原地図」に載っているコースはほぼ歩いてしまった(一部はログを取っていない。VRは基本的に行かない)。特に高水三山の縦走路は大好きなコースで15回以上歩いた。趣のある神社や岩場っぽい所など様々な表情がある道で飽きることがない。なんといっても超お手軽に行ける。雲取山の鴨沢コースも距離があるわりに歩きやすく、景色がいい石尾根は晴れていれば爽快感がハンパない。反面、その石尾根から白く輝くように見える大寺山の仏舎利塔から鹿倉山へのひと気のない寂しい尾根道も、やけに印象に残っていたりする。鷹ノ巣山、飛龍山、本仁田山、川苔山、三頭山、御前山、大岳山、御岳山(紅葉屋のくるみ蕎麦サイコー)、そしてそれらにつながる尾根々々…。どの山、どの道もそれなりに個性があり、この奥多摩の森に囲まれているだけで圧倒的な充足感を感じる。口語調に書くと、
「気ン持ちええ〜!!」
高校ワンゲル部では合宿で穂高や白馬の山行を経験し(記憶が相当薄れたけど)、最近のTV(ほぼNHK)では日本各地の森林限界以上の山々を映像で見るにつけ、なぜだか魅力をあまり感じない。高く尖った険しく美しい山並み、荘厳で近寄り難い厳しさがあるのに、シーズンともなれば登山道が渋滞まで起こすような人気のエリアよりも、なだらかで多様な樹木が構成する峰々が幾重にも連なる景色、春はうるさいほどシジュウカラがさえずり、下山すれば馴染みのお店でビールを飲み干す…。そして夕方までには自宅に帰れる。そんな楽しみ方の方が自分は好きなようだ。低山にしても人気の丹沢や秩父の方までわざわざ行く気にならない。奥多摩だけで充分に満足してしまう(真夏は虫と湿気で閉口するけど)。
そんな奥多摩エリアを歩く最終的な目標であった長沢背稜縦走を終えた。…でも、達成感よりも喪失感を感じるのはどうしてなのか?このモチベーションの微妙な落ち具合は…。
これが今流行の「◯◯ロス」というものなのか?
山は変わらずソコに在るのに。この気持の変わりようは何なんだろう。
ちなみにもうひとつ目標があって、それは、奥秩父主脈縦走路を雲取山から瑞牆山まで歩くこと。コチラはそれこそおいそれとは行けないコース。この目標も達成することができたら、さらに気分が落ちるのか、な?
…この話のオチはない=3
Nshinjuku405さん、こんばんは
歩いてきたルートを見ていると、先に延ばしたくなってきませんか?
一先ず奥秩父を西端の瑞牆山まで、奥秩父らしい縦走路を楽しめると思います
瑞牆山まで歩いたら、信州峠を越えて横尾山、飯盛山を越えればもう八ヶ岳です
清里から赤、横、硫黄と南八ヶ岳をを経て、北八、蓼科山まで歩きます
次は中央分水嶺トレイルです。女神湖から霧ケ峰を経て美ヶ原まで歩きます
美ヶ原からはバスを使わず松本駅まで歩いてしまいましょう
気付けば北アルプスの玄関口に立っています
と、夢想するのも楽しいですよ
ARAQさん、コメントありがとうございます。
1ヶ月くらい仕事が休めれば、そのルート通りに歩いてみたいですねー。
そう、八ヶ岳は10月の台風のせいで中止したんですよ、編笠山から赤岳への計画を。いずれにしろ、身体がそれなりに元気なうちにたくさん歩きたいとは思っています。それなのにちょっと気持ちが落ちたのが、自分自身戸惑ってしまって…。
歩いたルートを見ていると伸ばしたくなる…。そんな風に思わなくもないですが、自分の場合、リアルに見る山稜がおいでおいでする様子を夢想したりしているようです(←ヤバい)。先日も関東平野を挟んで遠望した筑波山に呼ばれたような気がしました(←ホントヤバい)。
夢想だけで終わらせないようにしたいものです。
初めまして。
私も奥多摩が好きで10年位かけて(気が長い)たくさん登りました。
飛龍山の禿岩や蕎麦粒山、独特な雰囲気の天祖山など魅力に溢れてますよね。
地ビールも美味しいですしね!
そして最後まで残ったのが長沢背陵・・(笑)
やはりルートを考えた時、後回しになる最深部みたいな感じですね。
私は昨年のGWにやっと行ってきました。
三峰から雲取間は登山客がいっぱいなのに、分岐に入るとパタッといないという。
長いルートで地味ですが、静かでいい稜線でした。
今度は酉谷避難小屋泊まりでシャクナゲの頃か秋に行きたいなあと思いました。
奥秩父への縦走ルートも面白そうです!
3か4泊でじっくり歩きたい〜。
今は山梨百名山に挑戦中です。
道志の山域は奥多摩っぽく人がいない・・(アクセスが悪い事もあり)
madahiriuさん、コメントありがとうございます。
奥秩父主脈縦走路、早ければ今年のGWに実行したいと思っていますが、長沢背稜でこの歩きっぷりでは、自分としては6泊くらいかけたいところです。まぁ一番の問題はそんなに仕事を休めるか、なんですが。
ワタシもどちらかというとあまり人がいない道の方が好みです。以前、そんなひと気がない天祖山で休憩していると、トレランのカップルに追いつかれました。
(トレイルランナーはどこにでも現われるなー)と感嘆していると、
「シブいコースを歩いてますね!」と言われ、(イヤあんた達に言われたくネーヨ!)と心の中でツッコンでしまいました。
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