山歩きに再開(ハマる)前はMTBに10年以上ハマっていた。とはいえフルサスバリバリのダウンヒルバイクでゲレンデを下る、なんてしたことはなく、安めのハードテールで近所の里山や林道を週末に1〜2時間(15〜30kmくらい)走って満足していた。それでも時には青梅の南側・二ツ塚峠や飯能と青梅の境・七国峠の森の中のトレイルを走ったりもしていた。浅間嶺を自走(自宅から遠くのトレイルまで電車や車を頼らずに行くこと。つまり高所まで自力で行く)した時は奥多摩周遊道路の風張峠まで登り、浅間尾根を下ったまではよかったが帰りの舗装路ではバテバテ、歩いた方が早いくらいのヨロケっぷりだった。
5年前に再び山歩きを始めた当初は、「このコース、バイクで下ったらオモシロソウ」といったMTBを楽しむための“下見”がメインの目的だったの。
スポーツ的に自転車を走らせていると常に「ハァハァハァ…」(←そういう意味ではない)と息も心拍数も高い位置をキープしている。なので、山歩きでも同様にイケイケで登っていた。アツい。汗ダラダラ(冬)。そんな状態であるので、時々すれ違う登山者がキルティングのアウターとかを着ていると「下のシャツ、ビチョビチョにならんのか?」と、非常に不思議だった。しかしイロイロ勉強すると『汗をかかないように登るのも、ひとつの技術』という一説を見つけ、「自分が外道なのか?!」とガクゼンとしたが、相変わらず「ハァハァ」(←そういう意味ではない)しながら登っている。
ごくたまに山中でバイカーに遭遇すると「イイなー」という気持ちと裏腹に「こんなトコ、MTBじゃなくてヨクネ?」と、オマエが言うな的感情が湧く。特に雨上がりで土がヤワい状態で走ると登山道のダメージは大きいので、えぐれたタイヤ跡があるとガックリするし、マナーの悪さに怒りさえ感じる。4年くらい前、東京都がある意見を募っていた。「東京都自然公園利用ルール(案)」ってヤツ。その中に都が管轄の奥多摩・高尾の国立公園内でのMTBに対する規制を強化しようとする文言があった。山歩きの楽しさ、MTBの楽しさ、一応両方とも知っていたので、「登山者やバイカーに関わらず、マナーの悪い者は必ずいる。その者たちは結局自らの首を絞めている。マナー向上の周知を高めて、共存できたらイイですね」というような意見を投稿した、ような気がする(データが残ってないから内容をイマイチ覚えていない)。とはいえ、山を徒歩で下っているとき長くスムーズな路面が続くと、「いま!ココに!バイクがあれば!」と悶えてしまう。
スポーツ自転車は心肺能力を高めるのにすごく効果的だし、特にMTBは激坂登りなんかでは上半身の筋肉も使うし、下りはとっても爽快だ(スピード注意)。山歩きのトレーニングにもそれなりにイイはず。そんなに楽しかったのにどうして最近乗っていないのか、それはある時ハタと気づいた、“バイクが汚れるのがとてつもなくイヤ!”ということに。よく行った(すでに過去形…)場所が狭山湖の林道を周回するコース。埼玉県側は砂利の林道で梅雨の時期は水たまりがなかなか引かない。ユックリ水が跳ねないように進入し、しばらくスピードも上げない。泥除けはないのでそのまま走り出すと泥汚れが背骨に沿って一直線に描かれるから。もちろんフレームも汚れる。そして洗車。そして整備。まぁそれはイイ。バイクがキレイになると気持ちイイから。…でももう汚したくない。。。現在のMTBのホイールにはブロックタイヤではなく700Cのロード用タイヤが付いている。多摩川サイクリングロードを走るために。それも年に2〜3回。
…MTBで飯能アルプスなんて、ゼッタイ行かねーだろうなぁー。
画像左から 1台目(引退済み) 2台目(今は700Cタイヤ) 3台目(会社のアシ用)
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